借家権の相続と契約書の交付について教えてください。

Q.ご相談内容

賃貸マンションの賃貸借契約書について教えて下さい。

父は賃貸マンションに1人で住んでいましたが、他界しました。
父の賃貸契約内容が分からない為、オーナーと管理会社に賃貸借契約書を要求しましたが、全く回答がありません。
父の通帳を確認したところ、家賃(含管理費)の他にTES（東京ガス温水システム）費用も支払っており、不信な点が多々あるのですが…

賃貸でTESメンテナンス費用を借主側で負担するようなことはあるのでしょうか？
また、管理会社やオーナーは、賃貸借契約書を相続人に提示する義務はないのでしょうか？
それと、借主が亡くなった場合は、解約日はいつになりますか？
解約申請してから2ヶ月後というように、一般的な解約と同じですか？

A.東急リバブルからの回答

ご質問の3点についてですが、

①ＴＥＳメンテナンス費用については、ＴＥＳの導入を賃貸人が導入しているのか御父様が御自身でガス会社と契約してお部屋に導入したかにより負担者が異なりますので賃貸借契約書及びガス会社との契約書を確認する必要がございます。

②賃借人がお亡くなりになった場合、賃借人としての地位は相続人に承継されます。よって契約を解約しない限り、相続人を賃借人として賃貸借契約は継続されることになります。

③相続を原因とした新賃借人に対して、契約書を提示することはオーナーや管理会社の義務とされておりません。
ただ、被相続人（御父様）が紛失をされている、ということであれば、オーナー、管理会社に、開示を依頼する、または、賃借人が変更しているので、契約を結びなおす、といった交渉は可能だと思います。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。