中郡大磯町の土地売却・査定

神奈川県中郡大磯町の概要と交通アクセスについて

中郡大磯町は、神奈川県中央南部の相模湾に面する湘南地域に位置しています。高麗山や鷹取山などをはじめ、北部の丘陵地帯が市域の約3分の2を占め、市街地は、相模湾沿いを通る国道1号沿いの平坦部に東西に形成されています。交通量が多い国道1号には、平行して有料道路の小田原厚木道路と西湘バイパスが通り、北東の平塚市方向に抜ける県道63号相模大磯線も主要な幹線道路となっています。鉄道はJR東海道本線の大磯駅があり、横浜駅まで約35分、湘南新宿ライン利用で新宿駅までは約63分です。

エリアの特徴について

平安時代には相模国の国府が置かれていた歴史をもち、江戸時代には宿場町として栄えました。明治中期には、初代の陸軍軍医総監を務めた松本順が西洋の保養医学のひとつとして「海水浴」に注目し、海水浴場を開設。1887年（明治20年）の大磯駅開業を契機に海水浴客が増え、政財界の有力者らの別荘が数多く建築されるなど保養地としても発展を遂げた歴史があります。現在は、大磯海水浴場、ホテルやゴルフ場を併設したレジャー施設「大磯ロングビーチ」が有名です。旧来の別荘群の一部は海浜の松林とともに保存への取り組みがある一方、マンションへの建て替えや宅地分譲へと変わりつつあります。

レジャースポットと地域の魅力について

北東部の高麗山（こまやま）と高来神社（たかくじんじゃ）は、古代に朝鮮半島から移り住んだ渡来人に由来するといわれ、霊域として保護されてきたことから豊かな自然が残り、高麗山県民の森に指定されるとともにハイキングコースとしても親しまれています。ほかにも町内には、北西部の鷹取山や相模国の有力神社が集まる伝統神事・国府祭が催される神揃山、神奈川県立大磯城山公園や万台こゆるぎの森などの豊かな緑が暮らしの場近くにあります。多目的グラウンドや野球場、テニスコートなどの各種運動施設を備えた運動公園もあり、健康的な生活をしたい方にも最適な街といえるでしょう。

暮らしの環境について

1954年の大磯町と国府町の合併で現在の行政区域となり、2022年4月現在の人口は31,392人となっています（大磯町「地区別人口と世帯数」より）。JR大磯駅周辺には、町役場や郵便局、図書館、コンビニエンスストアなどがあり、隣接する平塚市や二宮町方面や町内を循環するバス路線の停留所もあります。日常の買い物は町内のスーパーマーケットなどでまかなえますが、JR東海道本線上り方面の平塚駅へは約3分とアクセスがよく、平塚駅周辺には商業施設や商店街、金融機関などの都市機能が集積しているため、こちらの利用も便利です。町内には県立高等学校や町立・私立の保育園と幼稚園が設置され、町では1時間単位で利用できる一時保育の制度を設けています。医療面では診療科が充実する病院があり、夜間の急病をはじめとした救急医療をカバーしています。

（※表示の電車所要時間は日中平常時のものです。実際の所要時間は時間帯により異なります。また、乗り換えや待ち時間は含まれておりません。ダイヤ改正などにより変更になる事もあります。）