塩竈市の不動産情報

塩竈市の地域情報

塩竈市（しおがまし）は、海洋交通の要所、漁業の街として栄えてきました。塩竈市の「竈」の表記が難しく、画数が多いので市名を変える動きがありましたが、1981年の調査で54.8％の人が「特に不便を感じない」と回答しています。塩竈の漢字には海水から塩を作るかまどという意味が込められており、由来を大切にしたいとの意見があったからです。ただし、竈の字が読みづらいとのことで66．6％の人が市改名に賛成したため、現在では一般市民は「塩釜」「塩竈」の両方を使えることになっています。

改名からもわかるように、塩竈市は海と深い関わりのある地域です。塩竈市の象徴ともいうべきみなと祭では、艶やかな御座船鳳凰丸で海上交通の安全を祈念して神輿を奉納します。松島湾内を御神幸する伝統的な祭事で、地元住民に根強く愛されています。水産業が盛んな塩竈市と海は、切っても切り離せない関係だといえるでしょう。

塩竈市のアクセス環境

漁業・水産の街でありながら、2022年5月現在の人口は52,790 人となっており、仙台市のベッドタウンとしての機能を持ち合わせています（塩竈市「令和4年度の人口」より）。主要駅はJR東北本線の塩釜駅・仙石線の本塩釜駅で、塩釜駅から仙台駅まで約16分、本塩釜駅から仙台駅までは約28分で到着できます。仙台市までの通勤・通学が便利なので、市内には住宅地が多いのが特徴です。

古くから東北の防衛の要であったことから、国道45号沿いを中心にカーアクセスに優れています。仙台の周辺地域には旧宿場町が多く、古くから街道が発展しているため、県内全域へのアクセスは良好です。

塩竈市の観光

東北開拓の神であり、海の幸・山の幸の五穀豊穣を司るご祭神を祀っている鹽竈神社（しおがまじんじゃ）は奥州一の宮です。表参道から続く202段の石段が名物で、参道には四季折々の美しい草花が咲いています。春には800年以上前の歌に詠まれた見事な鹽竈桜を楽しむことができます。安産祈願・子宝祈願などのために全国から観光客が訪れます。

東塩釜駅から徒歩約15分の場所にある塩釜水産物仲卸市場は観光客だけでなく、地元住民にも古くから愛されています。安くて新鮮な魚介類が手に入るので、スーパーマーケット代わりに訪れる近隣住民も多く見られます。

仙台へのアクセス環境に優れる海沿いの歴史ある都市

近代的なベッドタウンの機能と伝統的な漁師町の雰囲気を併せ持つのが塩竈市の特徴です。小・中学校が多く、周辺には住宅地が広がっているので子育てに適している地域といえます。

新鮮な魚介類が手に入るので、リーズナブルに豊かな食事を楽しむことができます。リアス式海岸の海流で育まれた魚介類は栄養価が高く、お子さまの食育だけではなく、健康に留意したい中高年やシニア世代にも向いています。食に気を配りたい人にも塩竈市の環境はぴったり合うでしょう。

（※表示の電車所要時間は日中平常時のものです。実際の所要時間は時間帯により異なります。また、乗り換えや待ち時間は含まれておりません。ダイヤ改正などにより変更になる事もあります。）