神奈川県鎌倉市の地域情報
鎌倉幕府のあった12世紀後半から政治、外交、文化などあらゆる面で日本の中心となり、いまも歴史と華やかな文化を伝えている神奈川県鎌倉市は三浦半島の西側に位置しています。鎌倉市は神奈川県横浜市の栄区、戸塚区、金沢区、逗子市、藤沢市と隣接したエリアで市の南は相模湾に面し、丘陵も多くある変化に富んだ地形となっています。鎌倉市は鎌倉地域、腰越地域、深沢地域、大船地域、玉縄地域の5つに分かれており、市内にはJR横須賀線、東海道本線、根岸線、湘南モノレール江ノ島線、江ノ島電鉄が通っています。鎌倉駅、北鎌倉駅、大船駅、富士見町駅、湘南町屋駅、湘南深沢駅、西鎌倉駅、片瀬山駅、腰越駅、鎌倉高校前駅、七里ガ浜駅、稲村ケ崎駅、極楽寺駅、長谷駅、由比ヶ浜駅、和田塚駅と数多くの駅があります。日本有数の観光地である鎌倉には市内各所に神社仏閣をはじめとする名所、旧跡があり、身近に歴史や文化に触れることができることも魅力のひとつです。長谷駅から徒歩7分にある高徳院の鎌倉の大仏、鎌倉駅から徒歩10分の鶴岡八幡宮、源頼朝が1185年に社を建てたといわれ、境内の洞窟にある清水でお金を洗うと増えると言い伝えのある弁天宇賀神神社（銭洗弁天）や、あじさい寺として有名な明月院、源義経が兄の頼朝に送った腰越状を書いた寺といわれる満福寺には義経、弁慶ゆかりの品々が展示されています。また大船駅からもその姿を拝むことのできる大船観音と数え切れないほどの観光スポットが市民をはじめ観光客を楽しませています。海のレジャーも楽しめる稲村ケ崎、七里ガ浜は海岸に平行して国道134号線と江ノ島電鉄が走るエリアです。国道沿いには洒落たカフェやレストランが点在しています。夏には海水浴客で賑わい、1年を通してヨットやサーフィンを楽しむ人々が多く訪れ、歴史ある風景を持つ鎌倉とはまた別の雰囲気を持った地域です。鎌倉市は風光明媚な地域であることから映画やテレビドラマのロケ地、小説や漫画などさまざまな作品の舞台にも登場しています。
鎌倉市は都心から鉄道を利用すると約1時間の距離になり東京、横浜のベッドタウンとして宅地開発か進んでいます。その一方で高級住宅地や別荘も多いのも特徴です。海もあり、緑豊かな自然も残る鎌倉市では、古くから漁業や農業が営まれていました。腰越地域ではシラス漁や定置網漁が営まれ、漁港では月に2回、朝市を開催して新鮮な海の幸を販売しています。農業では京都の京野菜に並び、鎌倉野菜ブランドが注目されています。安心安全そして新鮮な野菜が人気となり、鎌倉駅から徒歩5分にある鎌倉市農協連即売所は鎌倉近郊の農家の方々がそれぞれ交代で市を開き年末年始を除いてほぼ休みなく営業をしています。近隣住民はもちろん、観光客や都内の一流シェフも仕入れに訪れる人気スポットとなっています。
鎌倉市は福祉や子育て、防災防犯活動などを積極的に支援しています。かまくら防災読本、各種ハザードマップを作成しホームページで公開、また市役所にて配布し市民の防災意識を高めています。犯罪のないまちづくりを目標に掲げ各地域ではパトロールなどの自主防犯活動をおこなっています。0歳～就学前までの子どもに対しては市に申請をし、医療証の交付をすれば保護者の所得制限なしで小児医療費補助を受けることができます。小学生、中学生は保護者の所得が一定額未満に限りますが申請をすれば通院、入院時の助成を受けることができます。（中学生は入院のみ対象）その他にもひとり親の家庭や事情を抱えている家庭の相談、いじめ相談など悩みを持つ市民に対して細やかなサポートをおこなっています。また市内の高齢者対象に在宅支援サービス、いきがいのためのサービスも推進しています。このように鎌倉市は多くの歴史的文化遺産、豊かな自然に恵まれ、都心へも約1時間で行くことができる便利な立地に加えて、子どもからお年寄りまで安心して暮らすことができる環境となっています。
（※表示の電車所要時間は日中平常時のものです。実際の所要時間は時間帯により異なります。また、乗り換えや待ち時間は含まれておりません。ダイヤ改正などにより変更になる事もあります。）
