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入居前日に鍵をもらった物件に不具合。不具合だらけの部屋をこのまま借り続けるしかないのでしょうか。

Q.ご相談内容

賃貸アパートに住み始めて1か月が経とうとしています。
入居日前日に掃除等行いたいので鍵が欲しいと伝えたところ、不動産屋から鍵をもらい入室しました。
すると、棚扉の故障、トイレの床、部屋扉等の水びたし、ドアチェーンの故障など不具合が多数ありました。
これを不動産会社に連絡したところ、管理会社から「鍵を前日に欲しいと言われたため、室内の最終チェックができなかった。
また今後も確認しない」と言われました。
上記の不具合は修理してもらいましたが、この他にも、ウォシュレットの寿命による交換が必要と判明し(交換終了)、
また、火災報知器も設置されていないことに気付いたため、設置してもらう予定ですが、管理会社からはいつ設置するかなどの連絡はありません。
鍵を前日に渡すと最終チェックをしないとは聞いておらず、不動産会社に伝えても「こんな状況は初めてです」といわれるだけで、
特に対応はしてもらえません。
家賃の中には管理会社への費用も入っていると思いますが、最終チェックも行ってもらえず、不具合だらけの部屋をこのまま借り続けるしかないのでしょうか。
契約期間が2年あり、立地も気に入っているため引越しはしたくありません。

A.東急リバブルからの回答

契約内容がわからないため、明確な回答はいたしかねますが、前提として貸主には「使用可能な状態で引き渡す義務」があります。
それにも関わらず、不備があったのであれば、貸し主には迅速に修繕する義務も負うことになります。
「鍵を前日に渡すと最終チェックをしない」のであれば、その旨を借主へ説明するべきであったと考えます。
また、「チェック義務は誰にあったのか?」については、貸主と不動産会社・管理会社がどのような契約(委託業務内容)を
取り交わしているかによります。
貸主に義務があるのであれば消費者センターへ、また不動産業者や管理会社の義務であれば宅建業法所管行政(県や国交省)へ
それぞれ相談されてみてはいかがでしょうか。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。