堺市東区の不動産情報

大阪府堺市東区の地域情報

大阪府堺市東区は、堺市の中央より東部に位置しています。中心部は高層ビルが建ち並ぶ市街地を形成しており、南海高野線沿いを中心に発展しています。ほかの地域は農地や昭和初期に計画的に開発された住宅が広がっており、農村地帯には古い街並みやため池などの自然環境も残っています。また、南海高野線北野田駅前は、再開発によりマンションや商業施設などが建設され、そのほかの地域とあわせた中心地として発展しています。昭和30年から40年代に行われた大阪中央環状線や南西部の310号の整備に伴い大幅な人口増加が見られました。これによる住宅不足の解消案として日本住宅公団（UR）などの集合住宅が建設され、大阪市のベッドタウンという側面を持つエリアとなりました。

人口は、2014年7月では約85,000人、2022年4月では約84,000人とあまり変わりはなく、高齢者の割合が高い地域です。

堺市東区のアクセス環境

堺市東区では国道310号、府道堺富田林線、泉大津美原線などが主要幹線道路として利用され、区内では南海高野線や南海バス、近鉄バスなどのバス路線が運行されています。また、区役所からは2ルートを巡回するコミュニティバスがあり、「おでかけ応援バス」という名前で親しまれています。

ため池が残る緑と触れ合える地域

ここでは古くから農業などに利用されてきた多数の池が点在しています。大津池や吉野池では渡り鳥が見られ、春には桜並木も見られるため、ウォーキングやジョギングコースとしても利用されています。区内にはほかにも129カ所の都市公園が存在し、一番大きい公園には約1万株のハナショウブや、運動広場・野球場などが整備されるなど地域の憩いの場となっています。

また、古くから残る神社や遺跡が見られるほか、江戸時代には堺と高野山の公益の場として使われた西高野街道などの多くの歴史資源があります。そのほか区民が利用できる約21万冊以上の蔵書数を誇る東図書館や生涯学習施設など、文化や学習の場として利用できる施設もあります。

都市部と田園風景のバランスが取れた場所

東区は堺市のなかでも自治会への高い加入率を誇ります。これが防災、防犯、清掃活動や福祉の面、子育て支援などの幅広い分野で活躍しています。緑があふれるまち、歴史と文化を守るまち、安全と人との繋がりを重視するまちを実現しています。ほかにも自治会活動では美化パトロールを行い、環境保全や緑化などの活動も行われています。

堺市東区はベッドタウンとして交通の便も良く、市街化計画によって商業施設や住み良い住宅街が形成されています。駅前の再開発による都市化の一方で、昔ながらの田園風景や水路も残されのどかな自然環境と住宅地が共存する、懐かしい親しみがある地域ともいえます。