東京23区中古M価格、1億1千万円突破
2025年10月24日
―カンテイ、首都圏も6千万円台に上昇
東京カンテイは23日、9月の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)の調査結果を公表した。首都圏の戸当たり平均価格は6018万円(前年同月比25・1%増)と6000万円台に達した。東京都の9302万円(33・5%増)に加えて神奈川県も4021万円(10・0%増)と2ケタ上昇。埼玉県の3028万円(4・0%増)や千葉県の2821万円(4・0%増)も上昇傾向だった。
上席主任研究員の髙橋雅之氏は「9月から株高・円安傾向で富裕層などの物件購入の意向は活発とみられる」と分析。東京23区は1億1034万円(37・0%増)で1億1000万円を突破し、春から縮小傾向だった上昇率が再び拡大に転じた。横浜市の4411万円(14・5%増)も上昇率が拡大し、さいたま市の3881万円(6・4%増)や千葉市の2677万円(4・0%増)も上昇傾向。髙橋氏は「高市新政権の経済政策や税制の評価が明らかになる年末まで、市場は堅調な可能性が高い」と予測した。
東京23区の内訳をみると、都心6区が1億7550万円(30・9%増)で前月比も3・1%増と伸びが強い。在庫物件の増加も一服し、売り手優位が続いているという。加えて、城南・城西6区9081万円(21・9%)、城北・城東11区は7010万円(24・3%増)といずれも前年より大幅な上昇だった。
近畿圏は、戸当たり平均価格が3191万円(10・6%増)だった。大阪府は3725万円(18・2%増)。大阪市の5345万円(27・7%増)、特に大阪市中心6区の8456万円(34・6%増)が上昇を引っ張るが、大阪市と中心6区の前月比の上昇率をみると、春以降は鈍化傾向が続いている。
(提供:日刊不動産経済通信)