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一戸建てを売却するまでの流れと費用を解説!取引を成功させるポイントも紹介

一戸建ての売却は何度も経験できることではありません。そのため、売却までの流れはどのようになっているのか?スムーズな売却を目指すためにはどのような準備が必要なのか、疑問を持たれている方は多いでしょう。

今回は、一戸建てを売却するまでの流れや売却にかかる費用、売却時におさえておきたいポイントをお伝えします。

一戸建てのスムーズな売却を目指すためには、事前の準備が必要不可欠であるため、ぜひ参考にしてください。

一戸建てを売却するまでの流れ

一戸建てを売却するまでの流れは、下記の5ステップです。

  1. 事前準備
  2. 不動産会社への査定依頼
  3. 不動産会社と媒介契約を締結
  4. 売却活動の開始
  5. 売却代金の受け取り、物件の引き渡し

事前準備から物件の引き渡しまでにかかる期間は、おおよそ半年〜1年です。

「いつまでに一戸建てを売却したい」など、具体的なイメージをしながら、逆算して余裕をもった準備をしておくとよいでしょう。

それでは、一戸建てを売却するまでの流れを解説します。

1.事前準備をする

一戸建ての売却を検討し始めたら、まずは事前の準備を始めましょう。一戸建ての売却時に準備しておくべきことは次のとおりです。

  • 一戸建ての売却相場を把握
  • 必要書類を準備

まずは、売却を検討している住宅の売却相場を把握しておきましょう。

あらかじめ、相場を把握しておくことで、売却する、または売却しない、を含めた検討がしやすくなります。

そして、一戸建ての査定や売却時には、各権利証等の書類準備が必要です。売却することを決めたら、あらかじめ下記の書類を用意しておきましょう。

必要書類準備方法
登記済証購入時に既に取得しているのが一般的
(紛失している場合は司法書士にて別途費用を払うことで登記可能)
印鑑証明書市区町村役場で発行可能
(マイナンバーカードがある方はコンビニで取得可能)
固定資産税・都市計画税納税通知書毎年、不動産所有者に送付される書類
建築確認通知書・検査済証建物引き渡し時に受け取り
(築年数によって役所で建築計画概要書や台帳記載事項確認書の取得が可能)

2.不動産会社へ査定を依頼する

事前準備と同時に不動産会社へ査定の依頼をしておきましょう。

不動産会社への査定は、簡易査定と訪問査定の2種類ありますが、まずは複数の不動産会社へ簡易査定で依頼することをおすすめします。簡易査定は机上査定とも呼ばれ、実際に売り主からもらった情報をもとに、大まかな査定を出します。

立ち合いをする必要がなく、簡易的に査定を出せるのがメリットです。一方、おおよその査定しか出せない点がデメリットです。「とりあえずおおよその金額を知る」という考えで、まずは簡易査定を依頼しましょう。

簡易査定の結果を踏まえて、訪問査定を依頼する不動産会社を1〜2社くらいに絞るとよいでしょう。訪問査定は土地や家屋の室内までしっかり確認したうえで査定額を出すため、時間や労力を使います。

そのため、あらかじめ簡易査定でおおよその金額を算出してもらったあとで、訪問査定をしたもらう流れがおすすめです。

3.不動産会社と媒介契約を締結する

訪問査定を経て、一戸建ての売却を依頼する不動産会社が決定したら、その不動産会社と媒介契約を締結します。

媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。

それぞれ自由度や不動産会社の義務が異なるため、あらかじめどの契約にするか決めておくと、スムーズな売却を目指せるでしょう。

不動産媒介契約の種類は以下の通りです。

媒介契約の種類複数の会社と契約契約期間自己取引報告義務
一般媒介契約3ヶ月以内なし
専任媒介契約×3ヶ月以内2週間に1回
専属専任媒介契約 × 3ヶ月以内×1週間に1回

一般→専任→専属専任の順番で、売り手側の自由度が厳しくなっていきます。

一方、不動産会社が売り手に負う義務も厳しくなります。どの媒介方法で契約を締結するかを自分である程度決めておきながら、最終的には不動産会社と相談のうえで決定してください。

4.売却活動の開始

不動産会社との媒介契約が完了したら、実際に売却活動を開始します。不動産会社にどの程度依存するのか、売り出し価格はいくらに設定するか?など、あらかじめ相談して決定しておくとスムーズな売却を目指せます。

仮に、売却のすべてを不動産会社に委託していたとしても、内覧希望者が来たときは売り主も同時に立ち会って、積極的に物件のアピールをされるとよいでしょう。

5.契約、売却代金の受け取りから物件の引き渡し

買い手が見つかり次第、契約から売却代金の受け取りや物件の引き渡しを行います。

売買契約締結時には、不動産会社が立ち会いのもとで、重要事項説明や契約不適合責任 について確認し合います。

確認がすべて終了し、決済・物件の引き渡しをすれば、一戸建ての売却は完了となります 。

一戸建てを売却する際の費用

一戸建てを売却する際には、下記の費用が発生します。実際、一戸建てを売却しても、そのすべてが自分のお金になるわけではありません。

一部を費用として支払わなければいけないため、何にどの程度の費用が発生するのかも把握しておきましょう。

一戸建てを売却した際に発生する費用は次のとおりです。

  • 仲介手数料
  • 印紙代
  • 抵当権抹消費用
  • そのほかの費用

次に、一戸建てを売却する際に発生する費用について解説します。

仲介手数料

仲介手数料は一戸建ての売却が成立した際、不動産会社へ実際に支払う手数料です。

仲介手数料は不動産会社の利益に直結するため、必ず支払わなければいけないものですが、売却が成立しなければ支払う必要はありません。

つまり、基本的には、不動産会社への査定依頼や売却活動に費用が発生することはありません。

あくまでも、一戸建ての売却が成立して、初めて支払うものです。

また、媒介契約に対する仲介手数料の上限は下記の通りに定められています。

売買代金報酬限度額
200万円以下不動産売買金額×5
200万円以上400万円以下不動産売買金額×4%+2万円+消費税
400万円以上不動産売買金額×3%+6万円+消費税

つまり、売却を検討している一戸建ての住宅の売り出し価格が5,000万円で実際にその価格で売却できた場合は、5,000万円×3%+6万円=156万円となるため、最大で156万円(税別)の仲介手数料が発生します。

あらかじめ査定額や売り出し価格、 仲介手数料を把握しておくことで費用の準備もできるはずです 。

税金

不動産売買を行う際には印紙税(印紙代)や譲渡所得による所得税・ 住民税の支払いが必要となるケースがあります。

印紙税は不動産の売買価格に応じて200円〜60万円 までの間で発生します。

仮に5,000万円の一戸建てを売却する際には、1万円(※) の印紙税を用意します。

また、一戸建ての不動産を売却した際に利益が発生した場合には、譲渡所得として所得税や住民税の支払い義務を負います。

譲渡所得の計算式は、「不動産売却価格-動産取得費用―必要経費=譲渡所得」であるため、相当な一戸建て、土地でなければ発生しません。

(※)減税措置適用の場合。適用期間は、平成26年4月1日から令和4年3月31日までです。

抵当権抹消費用

一戸建てを売却した代金をすべて住宅ローン返済に充て、完済すると抵当権の抹消手続きが必要になります。

抵当権抹消は、抹消費用として数千円、 司法書士に依頼する場合の報酬として2万円前後の費用を想定しておきましょう。

そのほかの費用

買い手が見つかればその家を出ていかなければいけないため、新居の初期費用や引っ越し費用も含めた計算が必要不可欠です。

発生し得る費用をすべて紙に書き出し、査定や見積もりができるところは積極的に依頼して費用をまとめておけば、スムーズな売却を目指せるでしょう。

築年数は売却価格にどのくらい影響するのか?

一戸建て木造住宅の場合は税法上において、築年数が15年を経過したあたりから価値が減少し、築年数が20年をすぎると、その価値はほぼ0になります。

そのため、一戸建てを売却するならば遅くても築15年〜20年経過するまでの間がよいでしょう。

築年数が30年を経過してしまうと、ほとんどのケースで「古屋付土地 」として扱われてしまいます。そのため、家屋解体もしくはリフォームを前提として売却を目指します。

一戸建ての売却を成功させるポイント

一戸建ての売却を成功させるためのポイントは下記の4つです。

  • 一戸建ての売却が得意な不動産会社を選ぶ
  • 売り出し時期の検討
  • 建物の外観や内観を整えておく
  • 内覧希望者にしっかり対応する

一戸建ての売却が得意な不動産会社を選ぶ

一戸建ての売却を目指して、不動産会社と媒介契約を締結する際は、一戸建てを得意にしている会社を選びましょう。

不動産会社といっても、大きく分ければ売買を得意としている会社、管理や賃貸を得意としている会社があります。

なかでも不動産売買を得意としている不動産会社を選ぶのがよいでしょう。さらに、一戸建て住宅を得意としている会社を選ぶことをおすすめします。

なかには、マンションの取引が得意、土地の取引実績が豊富という場合があります。一戸建ての売却が得意な不動産会社は一戸建ての売却ノウハウ 、売り出し方を知っています。

できるだけ高値で早く売却を目指すなら、売却実績を確認しながら不動産会社を選ぶと良いでしょう。

売り出しの時期を検討する

一戸建ての購入を検討しているターゲット層の多くはファミリー層です。そのため、ファミリー層の生活スタイルに合わせて、売り出し時期を検討してください。

例えば、一戸建て住宅の購入を検討する時期はライフステージが大きく変化するタイミング、4月や10月頃です。この数か月前(12〜1月頃、6月〜7月頃 )からは購入希望者の目に止まるように準備をしておくとよいでしょう。

建物外観や内観を整理する

売却活動中はまだ住んでいるかもしれませんが、購入希望者から見ればその一戸建ては商品です。中古物件とはいえど、綺麗な印象をあたえられることでスムーズな売却につながるでしょう。

なお、売却活動時点で空き家になっているならば、生活感を演出できるホームステージングもおすすめです。リアルな生活感を演出することで、一戸建て購入後のイメージをしてもらうのが目的です。

結果的にスムーズな売却につながることもあるので、合わせて検討しましょう。

内覧希望者にしっかり対応する

売り主から見て内覧希望者はお客様です。あなたの持っている一戸建てを購入してくれるかもしれないため、できるだけよい印象を持ってもらえるような努力をされるとよいでしょう。

また、内覧希望者との会話のなかで、その家、その地域に住んでいるからこそ知っている情報を積極的にお伝えしてあげられるとよいです。

あらかじめ一戸建てのアピールポイントをまとめておいて、内覧希望者の層に合った魅力を発信してあげられれば、スムーズな売却につながるでしょう。

一戸建ての売却はしっかりと準備することが大切

今回は、一戸建てを売却する際の流れや費用、抑えておくべきポイントについてお伝えしました。

不動産の売却は人生のなかでそう何度も経験すること、できることではありません。そのため、可能な限り失敗や後悔をしないようにするために、事前の準備が必要不可欠です。

今回お伝えした流れやポイントなどを参考にしていただきながら、スムーズな一戸建ての売却を目指してください。

この記事のポイント

一戸建てを売却するまでの流れとは?

一戸建てを売却する流れは以下の通りです。

  1. 事前準備
  2. 不動産会社への査定依頼
  3. 不小津さん会社と媒介契約を締結
  4. 売却活動の開始
  5. 売却代金の受け取り、物件の引き渡し

詳しくは「一戸建てを売却するまでの流れ」をご確認ください。

一戸建てを売却するのにかかる費用とは?

一戸建てを売却して発生する費用は以下の通りです。

  • 仲介手数料
  • 印紙代
  • 抵当権抹消費用
  • そのほかの費用

詳しくは「一戸建てを売却する際の費用」をご確認ください。

この記事の監修

林 裕二
資格情報: 2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP

2018年に2級FP技能士を取得後、FP Webライター として業務を開始。不動産や相続、ライフプランニング等「人生」に関わる分野を得意とする。現在は宅建士の資格取得を目指して勉強をしながら、不動産関連記事執筆をメインに活動している。

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