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追い焚き機能つきとの虚偽説明があった場合、どう対処すれば良いでしょうか。

Q.ご相談内容

先日、築18年の賃貸マンションの賃貸契約を済ませ、引っ越しを行い、ガスの開栓に立ち会いました。
その際、キッチンにある給湯器のリモコンはちゃんと作動するのに、風呂場にあるリモコンは電源すらつかないことがわかりました。
その後、管理会社に連絡し、またガス会社の担当者さんにも連絡を取ってどういうことなのか、確認しました。
その際言われたのは、この賃貸マンションは追い炊き機能付いてないということでした。
風呂場のリモコンもついてるけど、ただついているだけで何も機能しない(電源すら入らない)よう、あえてしているらしいです。 
私の住もうとしている部屋だけでなく、全部屋の皆さん同じ状況で、風呂場のリモコンは使用できるものではないそうです。
物件探しの際に頂戴した当該マンションの物件資料では、給湯追い炊き機能が設備の欄に記載がありました。
ところがガス会社の担当者さんに聞いたところ、「風呂場のリモコンは使用できるようになってはいないし、仮に使用できるように工事したとしても、追い炊き機能を付けられる商品にはなっていない」ということでした。
契約前に部屋の内見をしたとき風呂場のリモコンをみて、てっきり追い炊きができるものだと信じ込んでいました。
ガスが閉栓していたので、その場で実際に追い炊きを確認するということを行いませんでした。
期待していた機能であっただけに、すごく残念です。
相談は以下の①②③です。
①「たとえ風呂場のリモコンを使えるように工事したとしても、追い炊き機能がつけられる商品ではないから、追い炊き機能はつけられない」と言われたときから、なんだか騙されたような、むなしい気持ちになっているんですが、こういうときはどなたに相談すればいいのでしょうか?
②てっきり追い炊き機能があると思い込んでいたのは私だけでしょうか?
このことは、大家さんなどどなたかが知っていたのではないのでしょうか…。
説明と救済措置が欲しいのですが、管理会社も「調査中です」の一点張りで、2か月たった今も連絡をくれません。 
③一般的な救済措置としてはどのようなものがあって、今回のケースでは要求できるものとしてはどういったものがあるか、教えていただけますでしょうか。

A.東急リバブルからの回答

まずは賃貸借契約時の重要事項説明書をご確認ください。そこに「追い炊き機能あり」と書かれているのに、実際には追い炊き機能がない、ということであれば、仲介業者の説明義務違反の問題となる可能性があります。
賃貸借契約時の仲介業者に問い合わせ、対応を求めるのがよいと思います。
また、賃貸借契約時に、オーナーが「追い炊き機能がある」と仲介業者に説明していたのであれば、オーナーは「追い炊き機能あり」という前提で当該物件を貸していたことになるので、オーナーには追い炊きができるようにする義務(修繕義務)があると考えられます。そこで、管理会社またはオーナーに対し、「調査をお願いする」のではなく、「修繕を要求する」旨の書面を期限付きで送ることも方法としてあり得るでしょう。
加えて、物件資料の設備欄に「給湯追い炊き機能」の記載があったとのことですが、このような物件資料自体が、重要事項説明義務違反に問われる可能性もありますし、景品表示法における「優良誤認表示」と認定された場合には、同法違反に問われる可能性もございます。
説明義務違反や修繕義務の不履行などの相談は、弁護士が間に入って解決している事案も多いようですので、弁護士にご相談いただくとよろしいかと思います。役所などで無料法律相談を行っている自治体もありますので、お住まいの市区町村にご確認されてはいかがでしょうか。
また、各自治体ごとに、宅建業者に対する相談窓口もございますので、そちらに相談されるのもよろしいかと存じます。

ご相談への回答について

「不動産なんでもネット相談室」は、実際にお客様より相談いただいた内容に、東急リバブルが中立的な視点で回答した内容を記載しております。不動産に関してご不明点がありましたらご参考ください。