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~こだわるあの人に聞いた、理想の住まい~
久保裕丈さんが目指す、着替えるように暮らす家

憧れのライフスタイルを送る話題の人に、暮らしと住まいのこだわりをお聞きする本企画。今回登場いただくのは、家具や家電のサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」を展開する株式会社クラス代表取締役社長の久保裕丈さん。初代バチェラーとしても知られ、華やかな私生活はSNSを通して注目を集める存在です。そんな久保さんに理想の住まいや住み替え時の家具選びのコツなどプロならではの目線でお話を訊きました。

久保裕丈さんプロフィール
●株式会社クラス代表取締役社長。東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。2007年にATカーニーに入社。2012年にミューズコー株式会社を設立。2015年、同社を売却。その後、Amazonプライム・ビデオの人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン シーズン1』にて初代バチェラーを務め、2018年、「“暮らす”を自由に、軽やかに」をビジョンに、株式会社クラスの代表に就任。
<SNS情報>
Instagram
CLAS HP

限られたスペースを工夫して心地よさを追求する住まいづくり

家具や家電を440円から気軽にレンタルすることのできるサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」を立ち上げ、その斬新なアイデアに業界内外から注目を集める久保さん。これまで多くの引っ越しを経験されたという久保さんにとって家選びの譲れないポイントとはなんでしょうか。

「まずは仕事場からの距離。あとは、その街が持つ “気” も意識します。といってもそれらは日当たりの良さや開けた眺望、近所に緑があるといった環境的な要因によって形作られるものだと思いますが。あとは、壁や床の素材や色味も大切。壁と床がおしゃれなだけでどんな部屋でもさまになると思うんです」

間取りについても聞いてみると、日々のリセットやリフレッシュにつながる外せないポイントがあるようで。

「今は自宅で仕事をすることがほとんどなので、気分転換ができるように家の中で変化を楽しめるようにしたいと思っていて、仕事やトレーニングを集中して行えるような部屋とリラックスできる寝室というように気分転換ができる家作りを意識しています。仕事で少し疲れたなと感じたら、そのまま20分程度追い込んでトレーニングをするだけで汗だくになってリフレッシュできるところが気に入っています。僕の場合は運動ですが、お風呂で熱湯と冷水のシャワーを繰り返して、交互浴をするなどスペースが限られた自宅でも簡単にできる方法がいくつかあるはず。自分に合ったリセット法を知っておくことは暮らしを豊かにする鍵だと思います」

インテリア選びで外せない一台で何役もこなす多機能性

スペースに限りがあるからこそ、家具や家電選びにはデザイン性だけでなく機能性も重視しているといいます。

「個人的に閉塞感のある空間というのがあまり好きではないので、部屋作りにおいては家具や家電の高さなどを意識して、開放感を大事にしています。そのうえで重要になってくるのが、限られた空間に何を置くかということ。その点で一台で何通りも機能がついたものに惹かれることが多いです。例えば、仕事中に座ったり立ったりと姿勢を変えることで身体の負荷を減らしてくれる昇降テーブルであったり、高さを変えて2WAY、3WAYでアレンジできるコーヒーテーブルなど、置ける場所が限られているからこそ多機能で使えるアイテムは重宝しています」

家で過ごす時間を彩るために欠かせない、音楽と映像。そのこだわりゆえに久保さんがついつい集めてしまう家電についても教えてもらいました。

「我が家にはプロジェクターがたくさんあります。オフの時間に映画を観たり、トレーニングの時にYouTubeのトレーニング映像を流したり、仕事中にかける音楽もプロジェクターで。スピーカーはこだわり出してしまうと場所をとってしまうのですが、プロジェクターだったらコンパクトに楽しめる。最近はシーリングライトと一体型で性能が良いものもあるので便利ですね」

部屋作りの基本は自分の思い描く心地よさを知ること

部屋作りのプロである久保さんに、住み替え時の家具選びのコツを訊きました。

「自分が家の中で一番大切にしたい場所がどこで、そこに何を置きたいかということを最初に考えるといいと思います。あともう一つは、自分がその空間でどう過ごしたいかも大切。僕の場合、仕事以外の時間はリラックスするためにソファで過ごすことが多くて、大体いつも寝っ転がっています。でも、それがミッドセンチュリーの名作家具だったりしたらきっとそういう使い方はできないはず。そういう目線で考えるとデザインはもちろん大切ですが、自分にとって一番居心地の良い過ごし方を頭の中で描いてみると自然と浮かび上がってくるものがあると思います」

さらに、心地よい空間のためには家に全てを詰め込まずに、勇気を出して手放すことも大切だとも言います。

「家でやらないことを決めてしまうことも大事かもしれません。なんでもかんでも部屋に詰め込むと窮屈な空間になってしまうので、仕事は絶対に家でしないとか、部屋の中での趣味を手放してみるなど…。僕の場合、アウトドアが趣味なのですが、アウトドアの道具は自宅ではなく全て実家に置いています。物が多くなると意識が散乱して生産性が下がってしまうこともあると思うので、本当に大事にするものを決めて、そのうえでいくらか手放していくことも大切です」

自分を形作るものだからこそこだわりたい目指すのは衣替えのできる家

インテリアには暮らす人の人となりが現れるという久保さん。家にいる時間が長いからこそ環境によって性格やライフスタイルに変化が出てくるのだそうです。最後に、久保さんにとっての理想の住まいについて訊きました。

「僕自身はライフスタイルやこだわりがタイミングで変わっていくタイプなので、その時々に合わせて一番いい空間に住みたい。気軽に、着替えるように暮らせる家でありたいなと思っています。配置を変えるだけで気分も変わるし、ソファカバーの色を変えるとか、ファブリックの色を変えるでもいいかもしれない。そういった柔軟性の高い部屋や空間、住まいが理想です」

(写真:三浦えり/取材・文:市谷未希子)

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