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元サッカー日本代表FW大久保嘉人さんの住まいづくりは「子どもファースト」。団らんを生み出す家

憧れのライフスタイルを送る話題の人に、暮らしと住まいのこだわりをお聞きする本企画。今回登場いただくのは、2021年に現役を引退し、現在はタレントとして活躍する元サッカー日本代表FWの大久保嘉人さんです。
いまは家族6人で横浜市の一軒家暮らし。現役ラストのセレッソ大阪プレー時には、当時小4だった三男との二人暮らしを経験し、家事や生活に対する見え方が変わったといいます。住まいづくりの工夫や家族団らんにまつわるお話をうかがいました。

大久保 嘉人さんプロフィール
J1リーグ3年連続得点王、J1リーグ最多得点記録(191ゴール)を残し、2021シーズンをもって現役を引退。引退後はテレビやラジオなどに活動の場を移し、サッカーに限らず様々なジャンルで新たな挑戦を続ける。

リビングでサッカーができる「子どもファースト」の家

現役時代は国内外のさまざまなチームでプレーされていた大久保さん。さまざまな土地の賃貸に住んでいましたが、7年ほど前に横浜市で一軒家を建てました。地下を含めて3階建ての豪邸です。

「チームの移籍に合わせていろんな土地に住んでいたころは、賃貸一択。でも4兄弟で子どもが多いし、走りまわっても迷惑にならない一軒家がよくて、そろそろ腰を落ち着けようと決めました。横浜市は便利で住みやすいのに緑が多くて、子育てにもってこいの環境です。土地を探していたときは、東急リバブルさんにもお世話になりましたよ」

住まいのこだわりは、とにかく「広さ」と「子どもが快適に過ごせること」でした。

「リビングは子どもたちとサッカーができるように、広々とした空間にソファをひとつ置いただけ。吹き抜けで高さもあるので、僕も一緒にプレーできます。まぁ、スペースがあるとはいえ、ボールがテレビにぶつかって妻に白い目を向けられる……なんてこともあるあるですが(笑)。ほかにも卓球台を出してきて勝負をしたり、テレビにカラオケをつないで歌いまくったり、家族全員でいろんなことをして遊べる空間です。

それから、子どもたちが基礎トレーニングをしたり、身長を伸ばすためにぶら下がったりできるように、リビングの壁にはうんていも付けています。すぐ飽きてやらなくなっちゃいましたけど……」

(写真:本人提供)

中2階のロフトにある子ども部屋には、兄弟それぞれで色分けされたハンモックがぶらり。テレビを見たりゲームをしたり、ここでもゆったりと過ごせます。

(写真:本人提供)

「自分が住んでいた家って、大人になっても記憶に残るじゃないですか。だから、住まいづくりの基本は“子どもファースト”。彼らが大人になっても『また実家に帰りたい』と思えるような、家族が集まってくつろげる空間を目指しました。僕の実家はめちゃくちゃ小さい団地だったけど、家族でテレビを囲んで笑ったり喋ったりしたことは、とてもいい思い出です」

(写真:本人提供)

「子どもには一人ひと部屋を与えていますが、親としてはそれぞれの存在も感じていたいから、1階のリビングやアイランドキッチンから2階の子ども部屋が見えるようにしました。自分の部屋にこもっていても、僕らが楽しく過ごしていると、声を聞きつけた子どもたちも自然と1階に降りてきます。
家のなかが見渡せるキッチンの奥には、妻が一人の時間を過ごせるちょっとしたスペースも。僕はみんなでわいわいするのが好きだから、自分用の個室はつくりませんでした」

その結果、子どもたちは家が大好きに。「外に遊びに行きなって声をかけても、友達を連れて家に来るんです」と、大久保さんはうれしそうです。そんな開かれた家には子どもたちだけでなく、大久保さんやパートナーの友人も大勢訪れます。みんなをもてなそうと意気込んでつくったのが、地下のバーです。

(写真:本人提供)

「かっこいいカウンターやライトをしつらえて、飲みながら地下駐車場の車を眺められるようにガラス張りにして……いろんな工夫を凝らしたのに、いまはまったく使っていません(笑)。トイレに行くために階段をのぼるのが面倒なんですよね……。だから、友達が来てくれるときはもっぱら1階のリビングで飲んだり、庭でBBQをしたりになっちゃいます」

家事の大変さを知って、日ごろの行動が変わった

いまでは家族全員がそろって住んでいますが、現役最後の2021年シーズンには、当時9歳だった三男と二人で大阪暮らしを経験しました。それまで大久保さんは、家事を一切してこなかったといいます。

「でも、どうにかなるかなと思ったんです。僕と三男が生きていける最低限度の生活ができればいいと思ったし、やっているうちに身に付くことも多いはず。せっかく三男がいっしょに大阪に来たいと言うのだから、とりあえずやってみようと思いました。そうしたら、二人暮らしはめちゃくちゃ楽しかったですね」

(写真:本人提供)

「家族全員で暮らすなら広い家が必須だけど、二人なら1LDKで充分。玄関を入ってすぐ洗面所や浴室があり、リビングと寝室だけの家でした。結局リビングにベッドを置いたので、リビングだけで生活していました。部屋が狭いから、掃除機をかけるのもすぐで助かりましたね。一人暮らしだったらワンルームでもよかったくらいです」

ただし、初めての家事には悪戦苦闘。とくに大久保さんを悩ませたのは、成長期の三男に食べさせる日々の食事でした。「二人とも死ななければいい」と低めの目標を立てて臨んだものの、はじめのうちは買い物もままならず、苦労したそうです。

「自炊のための買い出しなんてしたことがないから、何をどれくらい買えばいいのかまったくわからないんですよね。妻に『ねぇ、野菜ってどれを買ったらいいの?』と電話して、カット野菜の存在を教えてもらいました。料理に使うお酒だって、ふつうに飲む日本酒を使っていると思っていたんですよ。料理酒という専用の商品があったんですね……。

でも、素人なりにチャレンジしているうちに、魚の煮つけがつくれるようになりました。もともと魚が好きで、あるとき急に太刀魚の煮つけが食べたくなったんです。YouTubeで骨の取り方を調べて、皮に切れ目を入れて、砂糖と酒、みりんで味つけして。レシピに忠実にやるほどまめじゃないから、そのあたりは味を見ながら適当です。まずくなったらそれはそれでいいと割り切っているから、思いきりはいいですよ。でも、結構おいしくできました」

大阪暮らしが終わったらパートナーやほかの子どもたちにも食べさせてあげようと思った……けれど、引退してからのほうが、仕事で家を空ける日が多く、家族と過ごす時間が短くなっていて・・・まだ食べさせてあげられていないんだとか。

「短期間ながら生活の切り盛りを担ってみて、家事や育児ってこんなに大変なんだなぁと知りました。食事の支度や掃除、洗濯だけじゃないんです。子どもが持って帰ってくる連絡帳やプリントをチェックして、なくなったノートを買いに行って……そういう細かいTodoが山のようにある。日ごろ、妻がこれほどたくさんのタスクをこなしてくれていたのは発見でした。

振り返ってみると、本当に僕はなんにもしてなかったなと……。そりゃあ、好き勝手されたらイラッとしますよね(笑)。反省でした」

その反省は、いまの暮らしにもしっかりと活かされています。

「妻がいると甘えてしまって大阪時代ほどはやれていませんが、余計な仕事を増やさないように気を遣うようにはなりました。いままでだったら一回使って洗濯機に入れていたバスタオルを、子どもたちと共有してから洗う。飲み物を飲むたびシンクに置きっぱなしにしていたコップを、使った人が洗うルールに変えたりもしました。せっかく人手があるんだから子どもたちも巻き込んで、少しでも家事が楽になるようにしたんです。

それから、自分は洗濯物をたたむ作業が好きだということに気づいたので、それだけはいまもときどき担当していますね。仕事に行く前にきっちりたたんできれいにしまうと、なんだか心も整う気がして。自分も好きな作業で、ちょっとでも家族の役に立てたらいいじゃないですか」

「一度離れて暮らしたぶん、家族全員がそろうことのありがたみもしみじみ感じます。本当にめちゃくちゃうるさいんだけど、毎日楽しいです。仕事でホテルなんかに泊まったときは、静かでいい反面ちょっとさみしくなったりして。長男が春からバルセロナに留学するんですが、思いきり楽しんでほしいと願いつつ、じつはちょっとさみしいです」と、大久保さんは微笑みます。

(写真:本人提供)

子どもたちは上が18歳、下が7歳。多感な年ごろの子もいるけれど、みんなが当たり前のようにリビングに集まり、日々のだんらんを楽しんでいます。子どもファーストにこだわった家と暮らしの中での思いやりが、そんな家族の空気を作り出しているのでしょう。

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