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外壁塗装の相場を解説!塗料ごとの特徴や耐用年数、施工すべきタイミングも紹介

家を守る外壁は定期的にメンテナンスする必要があり、その方法の一つが外壁塗装です。外壁の塗装が剥げた状態を放置すると、家の劣化にもつながってしまうため、塗装のタイミングを見極めて適切に塗装し直すことが重要になります。

しかし、外壁塗装をするとなると多額な費用が掛かってしまい、タイミングもなかなかわからない方もいるかもしれません。

本記事では、費用相場や塗装を実施するタイミングをわかりやすく解説します。あわせて、少しでも費用を抑え安くするコツも紹介するので、ぜひ活用して外壁の問題が大きくなる前に対処できるようにしましょう。

外壁塗装工事の費用相場は100万円 前後

この金額は、一般的な2階建てで延べ床面積が100㎡程度の家を想定した相場です。

外壁の塗装費用は、塗装面積によって決められるのが一般的です。基本的に、塗装面積は「家の外周×家の高さ」もしくは「延床面積×1.2」で求められるので、あらかじめ大まかな塗装面積を把握しておくと良いです。

ただし、これはあくまで目安であって、実際の費用は面積や外壁の状態・塗装の種類・地域などによって大きく異なるものです。そのため、事前に見積もりをとったうえで検討しましょう。

外壁塗装では、足場の設置や人件費なども掛かるため大きな費用が必要になります。

しかし外壁塗装を怠り、塗装が剥げた状態を放置していると外壁の耐久性が低下してしまいます。日々汚れや日光・風雨などにさらされる外壁は、耐久性が低下すると劣化が早まります。

劣化が進むと、ひびやコケなどの外壁自体の破損などだけでなく、深刻になると建物内部の腐食にもつながります。

外壁は塗装のタイミングを見極めて、適切な時期に塗装し直すことが大切です。外壁塗装をするなら屋根もついでにと考える方もいらっしゃるでしょうが、屋根と外壁では適切な塗装のタイミングが異なるので注意しましょう。

外壁塗装は多額の費用が掛かるので、費用の内訳や少しでも安く抑える方法を知っておくことが重要です。自治体によって補助金や助成金を活用できる場合もあるので、塗装工事前に自治体の窓口やホームページで確認しましょう。

塗装工事の少なくなる梅雨や冬時期なら費用交渉ができる可能性があるので、検討してみるのもおすすめです。また、外壁塗装の費用を抑えるには、塗装に利用する塗料について理解しておく必要があります。

塗料の相場

外壁塗装費用を左右する大きな要因の一つが、塗料です。外壁塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があり、種類によって費用が大きく異なります。

塗料ごとの費用相場は次のとおりです。

塗料種類1㎡あたり費用相場
ウレタン1,200円~2,500円
シリコン1,500円~3,000円
セラミック1,500円~5,000円
フッ素2,500円~5,000円
無機2,500円~5,500円

例えば、塗装面積120㎡(延床面積100㎡)の場合、塗料費用は次のようになります。

  • ウレタンを使用した場合 120㎡×1,400円=144,000円
  • フッ素を使用した場合 120㎡×2,500円=300,000円

このように、塗料が違うだけで大きな差が出てきます。

ただし、メーカーによっても塗料費用は異なります。塗装費用全体は、塗料だけでなく足場費用や補修費用などの要因でも大きく左右されます。

また、塗料ごとにその特徴や耐用年数も異なるので、一概に費用だけで塗料の種類を決めるのはおすすめできません。

費用はあくまで目安として、塗料ごとの特徴も含めて検討するようにしましょう。塗料ごとの特徴については、以下で解説していきます。

ウレタン塗料の特徴

ウレタン樹脂から作られた塗料がウレタン塗料です。

  • 費用相場(1㎡あたり):1,200円~2,500円
  • 耐用年数目安:約7年~10年

ウレタン塗料は、柔らかく密着性が高いという特徴があります。細かい箇所や直線以外の面でも密着しやすいので、外壁の形状が複雑な場合にもおすすめです。

また、色の種類も豊富で、塗料の中でも比較的安い費用で塗装できるので、一般的な外壁塗装で多く使用されています。

ただし、耐用年数はほかの塗料に比べて短いです。長期的な外壁の維持には向かないでしょう。光沢感がある仕上がりのタイプが多く、劣化すると塗膜が膨らむリスクもあるので、仕上がりが気になるという方も注意が必要です。

シリコン塗料の特徴

シリコン樹脂から作られるのがシリコン塗料です。

  • 費用相場(1㎡あたり):1,500円~3,000円
  • 耐用年数目安:約5年~10年

耐久性や費用のバランスが良くコスパに優れているので、近年ではシリコン塗料での外壁塗装が普及しています。耐候性・耐熱性に優れ、水にも強いというメリットもあるので、塗料選びに悩んだらシリコンを検討すると良いでしょう。

ただし、ウレタンより費用は高くなるので塗装面積が大きい場合は注意が必要です。

セラミック塗料の特徴

セラミックが配合された塗料をセラミック塗料といいます。

  • 費用相場(1㎡あたり):1,500円~5,000円
  • 耐用年数目安:約10年~20年

セラミック塗料は、断熱性や遮熱性に優れているため、夏の外気から熱を遮断し、夏・冬の冷暖房効率を向上させます。また、陶磁器を含んだ塗料であれば石材のような外観に仕上げられるので、家の高級感を演出できます。

耐用年数は比較的長いですが、セラミック塗料は合成樹脂にセラミックを配合するため、合成樹脂の種類によって耐久性が左右されるので注意しましょう。また、価格も高いので費用が高額になる傾向があります。

フッ素塗料の特徴

フッ素樹脂から作られるフッ素塗料は、耐熱性や耐寒性が高いという特徴があります。

  • 費用相場(1㎡あたり):2,500円~5,000円
  • 耐用年数目安:約15年~20年

フッ素塗料は、あらゆる気候にも適応でき、さらに耐用年数が長いという特徴があるので、家をより長持ちさせたい、塗り替え頻度を抑えたいという方におすすめです。

ただし、費用は高額になるので注意が必要です。一般的には、塗装面積が大きい外壁より屋根など塗装面積が小さい箇所で利用されるケースが多くなります。

無機塗料の特徴

ガラスなどの無機物を含んだ塗料のことを、無機塗料と呼びます。

  • 費用相場(1㎡あたり):2,500円~5,500円
  • 耐用年数目安:約15年~25年

無機塗料の大きな特徴が、耐久性・防火性に優れているという点です。無機物は紫外線などでの劣化がないため、無機物を含んだ塗料は耐久性が高くなります。

また、外壁の劣化の原因の一つに、有機物の劣化があります。そのため、無機塗料なら外壁が汚れにくく劣化を防げるというメリットがあるのです。

ただし、無機塗料といっても含まれる無機物によって、耐久性は変動します。無機物だけでは固すぎるため、一般的には、アクリルやシリコンといった有機物も最低限で混合するものです。無機塗料の含有物にも注意して選ぶようにしましょう。

ほかの塗料に比べ費用が高額になる傾向があるので、予算には注意が必要です。しかし、耐用年数の長さで考えると、将来的には費用を抑えられる可能性もあるので、今後の塗り替えの費用と比較して検討すると良いでしょう。

外壁塗装の施工タイミング

外壁塗装は、適切なタイミングで実施することが重要です。外壁塗装を検討する劣化サインとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 色あせ
  • チョーキング
  • クラック

色あせ

外壁に大きな劣化が見られない場合でも、色あせが気になる場合は塗り替えのサインとなります。

色あせは、塗料の被膜が劣化している状態であり、外壁の防水性や耐久性の低下が始まっている状態ともいえます。すぐに塗り替えが必要というほど深刻ではありませんが、塗り替えを検討するタイミングの一つと覚えておくと良いでしょう。

・チョーキング

チョーキングとは、外壁を触った時に白い粉が手に付着する状態のことをいいます。日光や風雨で塗料が劣化すると、このチョーキングが発生します。放置していると、ひび割れやカビに発展する可能性が高くなるので、早めの塗り替えが必要です。

クラック

クラックとは、外壁のひび割れのことをいいます。放置していると、割れ目から雨水などが入り込み、内部のカビや腐食につながるので、早めに対処する必要があります。

また、上記のような劣化のサインがみられなくても「前回の塗装から10年」が一つの目安ともいわれています。実際には、塗料の耐用年数によっても異なるため、耐用年数を目安として塗り替えを検討すると良いでしょう。

外壁塗装は相場を確認してから施工を依頼する

外壁を維持するためには、外壁塗装が重要です。外壁塗装の費用は、塗料や外壁の状態・塗装面積など現場ごとに異なりますが、おおよその相場を知ることは可能です。

特に外壁塗装は高額になりやすく、定期的な塗装が必要となるので費用を把握して計画的に資金を準備することが大切です。そのうえで、少しでも費用を安くできるように工夫しながら、外壁を維持して家を長持ちさせましょう。

この記事のポイント

外壁塗装の費用相場とは?

外壁塗装工事の費用は、一般的な2階建てで延べ床面積が100㎡程度の家の場合100万円前後が目安となります。

詳しくは「外壁塗装工事の費用相場は100万円前後」をご確認ください。

外壁塗装のタイミングとは?

外壁塗装を施工するタイミングは、外壁に以下のような劣化のサインが出た場合です。

  • 色褪せ
  • チョーキング
  • クラック

といった項目が挙げられます。
詳しくは「外壁塗装の施工タイミング」をご確認ください。

この記事の監修

逆瀬川 勇造
資格情報: 宅地建物取引士、FP2級技能士(AFP)

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事。
2018年より独立し、不動産に特化したライターとして活動している。

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