更新日:  

タッチレス水栓とは?メリットや注意点をわかりやすく解説

水栓を触らずに水を流す、止めるの操作ができる「タッチレス水栓」。手を近づけるだけでセンサーが反応して水が流れるので、手が汚れているときにも水栓を汚さずに手を洗えます。

昨今ではタッチレス水栓のついている住宅も増えてきました。オプションでタッチレス水栓を選べるマンションなどもあります。実際のところ、タッチレス水栓は便利な設備といえるのでしょうか。

本記事では、タッチレス水栓のメリットや注意点について解説します。ぜひ参考にしてください。

タッチレス水栓はセンサー式の水栓

タッチレス水栓とは、水栓に手を触れることなく、水の吐水や止水ができる設備です。水栓にセンサーがついているので、人の手を近づけるとセンサーが反応して吐水できます。止水の際はもう一度手をかざすか、手を遠ざけると自動的に水が止まります。

小さなお子さまや高齢者の方などは、力が弱く、従来のハンドル式の水栓をしっかりと締めることが難しい場合があります。タッチレス水栓なら、手に力が出にくい方もスムーズに使えるでしょう。

また、水栓を手で触れて汚すことがないので、水栓周りの掃除を減らしたい方にもおすすめです。水栓部分をピカピカにキープしたい方も、タッチレス水栓を検討してみましょう。

メーカーによって機能が異なる

タッチレス水栓の機能は、メーカーによっても異なります。シンプルな機能のタッチレス水栓は、吐水と止水ができます。

また、センサーの位置も異なり、手をかざす場所が、水栓の上部、蛇口の下などさまざまです。メーカーによっては水栓の上部に手をかざすタイプだけを「タッチレス水栓」、蛇口の下に手をかざすタイプを「ハンズフリー水栓」と呼び分けることもあります。

タッチレス水栓のメリット

タッチレス水栓には多くのメリットがあります。そのなかでも特に注目したいメリットを3つ紹介します。

  • 両手が汚れているときでも利用できる
  • 水栓部分が汚れない
  • 節水できる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

両手が汚れているときでも利用できる

両手が汚れているときでも、タッチレス水栓であれば手をかざすだけで水を流すことができます。また、手がふさがっていても吐水できるので、お子さまの手洗いをサポートしやすくなるでしょう。

水栓部分が汚れない

水栓部分を汚すことがなくなるのも、タッチレス水栓のメリットです。タッチレスでない水栓の場合、手が汚れているときに使用すると、後で水栓部分を洗う必要が生じます。水栓の周りが水浸しになり、後始末に時間がかかってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

水栓は元々手を洗わない状態で触る部分なので、衛生面が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

タッチレス水栓であれば、水栓を触らずに手が洗えるため、手だけでなく水栓も衛生的な状態に保てます。

節水できる

タッチレス水栓は、手を遠ざけるだけで自動的に止水できる設備です。ついうっかりと止め忘れることが減るので、無駄な流水を防げるでしょう。節水を心掛けている方にもおすすめの設備です。

また、手を濡らす、石鹸を泡立てる、石鹸を水で流すという一連の動作をするとき、通常の水栓であれば水を流しっ放しでするかもしれません。

しかし、タッチレス水栓であれば逐一蛇口をひねる必要がないため、必要なときだけ水を流すことができます。

タッチレス水栓の注意点

タッチレス水栓には注意点もあります。

  • 停電時は手動で利用する
  • 水量や水温は手動で調整する

それぞれ何に注意すべきか見ていきましょう。

停電時は手動で利用する

タッチレス水栓が自動的に吐水・止水できるのは、センサーが作動しているからです。センサーは電気を動力としているので、停電のときは働きません。

停電のときは、基本的に手動で利用することになります。

ただし、一部、電池式でセンサーが作動しているタッチレス水栓もあり、その場合は電池が切れていなければ停電時も問題なく利用できます。

また、タッチレス水栓のなかには、手動では利用できないものもあるため注意が必要です。手動で操作できないタッチレス水栓は、停電時は使用できません。停電時に備えたい方は、電池式もしくは手動での操作ができるものを選びましょう。

水量や水温は手動で調整する

タッチレス水栓は、水量や水温は手動で調整することになります。通常の蛇口であれば水を出す際にひねり具合を調節して適宜調整できますが、タッチレス水栓は基本的に一定の水量・水温で使用し、調整したいときは手動で設定を変更します。

慣れ親しんだ水栓システムのほうが使いやすいと感じる方には、タッチレス水栓は向かないかもしれません。

メリットと注意点を把握してから取り付けよう

タッチレス水栓は便利な設備です。手が汚れているときでも水栓を汚さずに手を洗うことができます。また、水栓に触れる必要がないため、衛生的に利用できるのもタッチレス水栓のメリットです。

しかし、メリットが多い一方で、水量を柔軟に調整できない、停電時の操作が難しいことがあるなどの注意点もあります。場合によっては、誰にでも使いやすいものとはいえないかもしれません。

タッチレス水栓を検討するときは、自分や家族に合っているかを考えて選びましょう。

この記事のポイント

タッチレス水栓に機能の違いはある?

タッチレス水栓の機能は、メーカーによって異なります。一般的なタッチレス水栓は吐水と止水だけに対応しています。また、センサーの位置が異なるものもあります。

詳しくは「メーカーによって機能が異なる」をご確認ください。

タッチレス水栓は停電になると使えなくなる?

タッチレス水栓はセンサーで吐水・止水をしているため、停電になると使えなくなる場合があります。手動でも操作できるものもありますが、すべてのタッチレス水栓が手動操作に対応しているわけではないため注意が必要です。

詳しくは「停電時は手動で利用する」をご確認ください。

ハッシュタグから物件検索!

300種類以上のハッシュタグから「理想の住まい」を探してみませんか?
#タワーマンション #ペット #リノベーション

「ハッシュタグ検索」はこちら