ルーフバルコニーとは？設置するメリットや注意点、おすすめの使い方も紹介

家探しをしている方のなかには、ルーフバルコニーに興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ルーフバルコニーがあることで、通常のバルコニーよりも幅広い使い方ができるため、生活の質が上がります。

この記事ではルーフバルコニーのメリットや注意点、おすすめの使い方について紹介します。

ルーフバルコニーとは

ルーフバルコニーとは階下の屋根（ルーフ）上にあるバルコニーのことです。

通常のマンションは階下のベランダの上にベランダを設置するのが一般的ですが、角部屋や最上階など、部屋位置やマンションの構造によっては階下の屋根上をルーフバルコニーとして利用できます。

また、一戸建ての場合も、ルーフバルコニーを採用している住宅があります。

ルーフバルコニーは一般的なベランダやバルコニーよりも広いため、幅広い用途で利用可能です。

ベランダやテラスなどとの違い

ルーフバルコニーは階下の屋根上を利用するタイプのバルコニーですが、ベランダやテラスなどとの違いがわからない方も多いでしょう。

それぞれの違いは以下のとおりです。

• ベランダとの違い：屋根があるのがベランダ、屋根がないのがバルコニー
• テラスとの違い：テラスは1階部分にあり、地面より一段高くなっている空間
• デッキとの違い：デッキは室内と同じ高さで屋外に設けられた床

このようにそれぞれ異なる意味があります。

ルーフバルコニーのメリット

ルーフバルコニーのメリットは以下のとおりです。

• 開放的に生活できる
• 日当たりが良い
• 部屋が広く見える
• スペースが広くさまざまな用途で使用できる

それぞれのメリットについて解説します。

開放的に生活できる

ルーフバルコニーには屋根がないため、空がひらけており開放的です。

また、テラスやデッキと違い、マンションの中層階や高層階といった高い位置にあるため、視界を遮るものが少ないのも特徴です。

人の目をあまり気にせずにスペースを活用できるでしょう。

日当たりが良い

ルーフバルコニーは屋根がないため、日差しが遮られません。

ベランダの場合は、屋根があるため時間帯によっては日が差さないこともあるでしょう。ルーフバルコニーは日当たりが良いため洗濯物も乾きやすいです。

また、ルーフバルコニーだけでなく室内にも日が入りやすいため、室内が明るくなります。

部屋が広く見える

室内から直接ルーフバルコニーに出られる位置関係の場合は、室内とルーフバルコニーが繋がって見えるため、部屋が広く感じます。

同じ面積の部屋でも、ルーフバルコニーがあるのとないのとでは、体感の広さが異なります。

スペースが広くさまざまな用途で使用できる

ルーフバルコニーは面積が広いため、さまざまな用途で使用できます。

洗濯物干しやトレーニングなどはもちろんのことながら、アウトドアグッズのメンテナンスやDIYなど、室内でやるのは抵抗感があることでも気軽に行えます。

室内のほかに利用できるスペースがあるのはとても便利なため、さまざまな用途が考えられます。

ルーフバルコニーの使い方

ルーフバルコニーの代表的な使い方は以下のとおりです。

• ガーデニングや家庭菜園
• ヨガやストレッチなどの軽い運動
• バーベキューなどのアウトドアスペース
• 子どもやペットの遊び場
• リラックススペース
• 洗濯物の干し場
• 物置の設置

ルーフバルコニーを活用することでおうち時間を豊かにできます。

また、ベランダ用のデッキパネルや人工芝を敷くことで印象も変わるため、アレンジをしてみるのもいいでしょう。

ガーデニングや家庭菜園

ルーフバルコニーはスペースが広いことに加え日当たりも良いためガーデニングや家庭菜園に最適です。

季節の花を植える、プランターでできる家庭菜園を行うなど、趣味のスペースとして活用してみましょう。

ヨガやストレッチなどの軽い運動

ヨガやストレッチは室内でもできますが、ルーフバルコニーで行うことで開放感のある場所で運動できます。

スペースも広くヨガマットなども余裕をもって敷けるため、汚れを気にせずに運動できるでしょう。

また、室内での運動は階下に音が響いてしまう心配がありますが、ルーフバルコニーであれば頑丈な作りになっているため、室内よりは階下に響く心配が少なく安心です。

バーベキューなどのアウトドアスペース

マンションに住んでいる方にとって屋外で飲食できるスペースは貴重でしょう。

家族だけでなく友人を呼んでバーベキューなどを行えるため、ルーフバルコニーがあることで生活が豊かになります。

アウトドアが趣味の方は、アウトドアグッズを広げて楽しむことも可能です。

子どもやペットの遊び場

ルーフバルコニーは子どもやペットの遊び場としても活用できます。

車が通る心配もないため、子どもやペットをのびのびと遊ばせられるでしょう。

簡易的なビニールプールなども設置でき、外出せずに遊べます。常に目が届く場所で遊ばせられるため、親としても安心でしょう。

リラックススペース

ルーフバルコニーに椅子やソファを置くことでリラックススペースとして活用できます。

家事の合間にコーヒーを淹れてリラックスタイムを設ける、夜は夫婦でお酒を嗜むなど、リラックススペースとして活用してみましょう。

洗濯物の干し場

ルーフバルコニーは通常のバルコニーやベランダよりも広いため、一度に多くの洗濯物を干せます。

布団なども家族分まとめて干すことができ、家事を効率的にこなせるでしょう。コインランドリーに持っていく手間や費用を削減できるため、経済的なメリットもあります。

物置の設置

ルーフバルコニーに物置を設置すると、たまにしか使わないシーズン用品などをしまっておけます。

とくにアウトドアグッズなど、室内に置いておくと部屋が汚れてしまう心配があるものでも、外で保管できるため安心です。

ルーフバルコニーにものを置く分室内を広く使えるため、ルーフバルコニーのスペースを積極的に活用しましょう。

ルーフバルコニーの注意点

ルーフバルコニーの注意点は以下のとおりです。

• 天候によっては利用できない
• メンテナンスや掃除が必要
• マンションによっては規約がある
• 遮るものがないため騒音やにおいに注意する
• すぐに元に戻せるようにする必要がある

それぞれの注意点について解説します。

天候によっては利用できない

ルーフバルコニーには屋根がないため、天候によっては利用できません。

子どもやペットの遊び場、運動のための場所として利用していても雨の日や風が強い日などに利用するのは難しいでしょう。

メンテナンスや掃除が必要

ルーフバルコニーは雨風にさらされるため、椅子やテーブルなどはこまめに掃除しなければ汚れてしまいます。

毎日室内にしまうのは手間がかかるため、手軽にメンテナンスできるものを設置しましょう。

また、ルーフバルコニーの排水管が詰まると水漏れトラブルが発生してしまう恐れがあります。排水溝の上にゴミなどが溜まっていないかは定期的に確認しなければなりません。

マンションの場合防水工事などはマンション全体で行うため、個人で何か作業する必要はありませんが、人の出入が求められることもあると覚えておきましょう。

マンションによっては規約がある

マンションによっては管理規約でルーフバルコニーの使用方法が制限されています。

ルーフバルコニーが共用部分の扱いになっている場合、自分で修繕はできません。何か不具合があった際には逐一管理組合へ相談しましょう。

また、マンションの住人同士のトラブルを避けるために火気厳禁となっているケースや、避難経路に指定されており、避難の妨げになるものは設置不可になっているケースも多いです。

ルーフバルコニー付きの物件を選ぶ際には、必ず事前に管理規約を確認しましょう。

遮るものがないため騒音やにおいに注意する

ルーフバルコニーは開放的な空間である反面、バーベキューをする際などは注意が必要です。

遮るものがないため、バーベキューの煙や大人数での会話がほかの住戸まで届いてしまいます。

住人同士のトラブルに発展する恐れもあるため、ほかの住人へ配慮しながら行いましょう。

すぐに元に戻せるようにする

ルーフバルコニーにものを置くなどは管理規約で制限されている範囲内であれば問題ありませんが、すぐに元に戻せるようにしましょう。

マンションでは定期的に外壁塗装などの大規模修繕が行われます。

大規模修繕の際にはルーフバルコニーも対象になるため、工事の際には荷物を撤去しなければなりません。

物置や、デッキパネル、人工芝などはすぐに元に戻せる状態で設置することが大切です。

ルーフバルコニーを活用して生活の質を上げよう

この記事ではルーフバルコニーのメリットや注意点、おすすめの使い方を紹介しました。

ルーフバルコニーは階下の屋根上を利用するタイプのバルコニーでは、開放的に生活できる、日当たりが良い、部屋が広く見えるなどのメリットがあります。

ガーデニングや家庭菜園、子どもやペットの遊び場、リラックススペースなど、さまざま用途で活用できるため、ルーフバルコニーを活用することで、生活の質が向上するでしょう。

マンションの場合は管理規約でルーフバルコニーの使い方が制限されているケースもあるため、ルールさえ守れば用途に合わせて最大限活用することができます。

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