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屋根の種類を解説!素材ごとのメリットやデメリット、価格帯と耐用年数を解説

家を守る重要な役割を果たす屋根。屋根といっても昔ながらの瓦だけでなく、近年よく使われるスレート屋根など素材によって大きく4種類あります。これから家の建築を検討している方のなかには、どの屋根がいいのか判断に迷う方もいらっしゃるでしょう。

それぞれの素材によってメリット・デメリットが異なり、価格やデザイン・メンテナンスも変わってくるため、それぞれの特徴を把握しておくことが重要です。

本記事では、屋根の種類別のメリット・デメリットなどをわかりやすく解説していきます。

屋根素材のおもな4種類

屋根は素材によって、大きく4種類に分かれます。

  • スレート
  • ガルバリウム鋼板
  • アスファルトシングル

さらに、瓦は陶器やセメントというように、細かく分かれます。このように一口に屋根といっても、素材によって種類が異なり、その特徴も異なるものです。

さまざまな屋根から自分の家に合ったものを選ぶには、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

屋根を選ぶうえでは、「価格」、「耐用年数」、「デザイン性」、「重さ」など、押さえておきたいポイントがいくつもあります。素材によって価格が大きく異なる屋根は、場合によっては2倍近く費用が高くなることもあるのです。

しかし、価格は安く抑えても耐用年数が短ければ、張り替えや補修などが頻回になり長い目で見ると費用が高額になるということもあるでしょう。

また、素材によって、デザイン性も大きく異なり家の印象を左右します。重すぎる屋根では家に負担が掛かるため、家の設計によっては使える素材が限られるという場合もあります。 このように、屋根を選ぶには、価格だけでなくさまざまな要因から総合的に判断することが重要です。以下では、屋根の種類ごとの特徴や価格帯・耐用年数を紹介してきます。

スレートのメリットとデメリット

スレートとは、セメントや繊維素材を薄い板状に伸ばした屋根材のことをいいます。

メーカーによっては、コロニアルやカラーベストとも呼ばれ、さらに材料によって化粧スレートと天然スレートに分かれます。

近年の一般的な住宅では、瓦屋根に変わりスレート屋根を利用するケースが多くなっています。

費用相場4,000円~10,000円/㎡
耐用年数25年~30年
塗装目安10年

スレート屋根には、次のようなメリットがあります。

  • 価格が安い
  • 軽量
  • デザインが豊富

スレート屋根の大きなメリットが、価格の安さです。他の屋根材に比べ費用を大きく抑えられ、軽量でデザインも豊富にあるので扱いやすく人気があります。

尚、デメリットとしては次のようなことがあげられます。

  • 破損しやすい
  • 見た目が安っぽい

スレートは、割れやすく汚れやすいというデメリットもあります。そのため、定期的に塗料の塗り替えや張り替えなどのメンテナンスが必要となるので手間がかかります。

デザインは豊富で色のバリエーションもありますが、安っぽい印象を与えることもあるため、外観にこだわりたい方は避けると良いかもしれません。

ガルバリウム鋼板のメリットとデメリット

アルミニウムや亜鉛・シリコンの合金メッキであるガルバリウム鋼板。トタン屋根同様の金属系の屋根材ですが、トタン屋根に比べサビにくいという特徴があります。

費用相場5,000円~10,000円/㎡
耐用年数30年~40年
塗装目安15年

ガルバリウム鋼板のメリットには次のようなことがあげられます。

  • サビにくい
  • 耐火性に優れる
  • 軽量
  • カバー工法が可能

金属屋根のサビやすいというデメリットを解消したのが、ガルバリウム鋼板です。さらに、金属ならではの水分や火に強く、軽くて丈夫という特徴もあります。

また、その軽さを活かし既存の屋根は、そのままにして上から新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」ができます。

カバー工法では、既存の屋根の処理が必要ないため、手間や費用を削減できるというメリットがあり、リフォームなどで多く取り入れられている手法です。デメリットには次のようなことがあげられます。

  • 夏は暑くなりやすい
  • 防音性が低い
  • 価格が高い

金属で出てきているため室内に音や熱が伝わりやすいというデメリットがあり、夏場は暑くなりやすいので注意が必要です。ただし、基本的には断熱材や遮音材がセットになっている製品が多いので、そこまで問題にはならないでしょう。

瓦のメリットとデメリット

日本の昔ながらの屋根材である瓦。粘土を焼き固めた和瓦や洋瓦、セメントを素材にしたセメント瓦・燻して仕上げる、いぶし瓦などさまざまな種類があります。

費用相場5,000円~15,000円/㎡
耐用年数30年~
塗装目安不要(日本瓦・洋瓦)/15年(セメント瓦)

瓦のメリットには次のようなことがあげられます。

  • 塗装不要(日本瓦・洋瓦)
  • 断熱性が高い
  • 耐用年数が長い

瓦の最大のメリットは、長い耐用年数でしょう。基本的に破損しない限りは使い続けられるので、定期的な屋根材の交換が必要ありません。また、日本瓦などは表面に塗装処理をしていないので、塗り直しも必要なく定期的なメンテナンスの費用や手間を削減できます。

ただし、セメント瓦など表面に塗装処理している瓦は、定期的なメンテナンスが必要なので注意しましょう。

瓦のデメリットには、次のようなことがあげられます。

  • 価格が高い
  • 重い
  • 近隣に被害が出る可能性もある

瓦のデメリットには価格の高さがあります。近年は瓦を利用する住宅が減少しているため、取り扱える業者が少ないというデメリットもあります。

また、瓦は他の素材に比べ重いため、建物に負担が掛かります。瓦の重さに耐えられるだけの設計でなければ、瓦を使えない点にも注意が必要です。すでにスレート瓦などを利用している場合、瓦に張り替えたいと思っていても、設計上対応できない場合が多いでしょう。

台風などで瓦が飛んでいく、地震の際に瓦が落下するということもあります。瓦の落下で近隣住宅や車、また通行人に被害が出る可能性があるので、台風などへの対策が必要になります。

アスファルトシングルのメリットとデメリット

ガラス繊維にアスファルトを染み込ませて表面に石を吹き付けた屋根材が、アスファルトシングルです。近年の日本でも普及しだした比較的新しい屋根材です。

費用相場5,000円~10,000円/㎡
耐用年数20年~30年
塗装目安15年

アスファルトシングルのメリットには次のようなことがあげられます。

  • 軽量
  • サビない
  • 複雑な形状の屋根にも対応できる
  • デザイン性が高い

アスファルトシングルはシート状の素材でもあり、軽量というメリットがあります。狭い場所や複雑な場所でも施工できるので、独特な形の屋根でも対応できるでしょう。

また、石を吹き付けているものを利用すると、高級感を演出できるなどデザイン性の高さも特徴です。北欧風の屋根にしたい、デザインにこだわりたいという方におすすめです。

デメリットには次のようなことがあげられます。

  • 風で飛びやすい
  • カビやコケが生えやすい
  • 対応できる業者が少ない

軽量なシート状の素材であるため、剥がれやめくれが起きやすく、風で飛びやすいというデメリットがあります。また、水はけが悪いためカビやコケが生えやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

アスファルトシングルは近年普及しだした素材であり、施工に高い技術も必要とします。そのため、まだ取り扱える業者が少ないので、利用したい場合は取り扱っているか事前に確認するようにしましょう。

屋根の種類にもいろいろある!メリット、デメリットを知っておこう

屋根は、素材によって大きく4つの種類に分かれます。それぞれメリット・デメリットがあり、価格も大きく異なるので、比較し総合的に判断することが重要です。

さらに、今回紹介した種類でも混合物などによって細分化していくので、気になる素材があれば、業者に確認するようにしましょう。

イメージが湧かないという方は、実際の家を見ることや、インターネットで検索して実例をみるのもおすすめです。屋根は家を守るだけでなく、家の印象を決める大きなポイントでもあるので、慎重に検討し自分の理想に合った屋根を選ぶようにしましょう。

この記事のポイント

屋根素材の種類とは?

屋根の素材には以下のような種類があります。

  • ストレート
  • ガルバリウム鋼板
  • アスファルトシングル

といった種類が挙げられます。
詳しくは「屋根素材のおもな4種類」をご確認ください。

屋根素材「ストレート」のメリットとは?

屋根素材に使われるストレートは、価格が安く軽量でデザインが豊富というメリットがあります。
また、費用相場は4000円~10,000円/㎡で耐用年数が25年~30年となります。

詳しくは「ストレートのメリットとデメリット」をご確認ください。

この記事の監修

逆瀬川 勇造
資格情報: 宅地建物取引士、FP2級技能士(AFP)

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事。
2018年より独立し、不動産に特化したライターとして活動している。

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