ざっくり要約!
- 大工さんに差し入れは必須ではないが、気持ち程度の飲み物や個包装のお菓子が喜ばれる
- すぐに食べられるとは限らないので、常温保存できるものや賞味期限の長いものが好ましい
新築やリフォームの工事は、長期間にわたることも多いものです。毎日作業をしてくれる大工さんに「何か差し入れをしたほうがいいのでは?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、大工さんへの差し入れでおすすめの物や差し入れを渡すタイミングについて解説します。迷惑にならないための注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
記事サマリー
新築・リフォーム時に大工さんへの差し入れは必要?
家の新築工事や大規模なリフォームは、工事期間が長くなります。毎日お世話になっている大工さんに、感謝の気持ちを伝えたいと思うのはごく自然なことです。
大工さんにとって差し入れは嬉しいもので、とても喜ばれます。しかし、大工さんへの差し入れは必須ではなく、現場に行く度に差し入れをする必要もありません。無理のない範囲で用意できるものを差し入れとして渡せば十分です。
また、差し入れを通じて、大工さんとコミュニケーションを取りやすくなったり、工事の進捗を見せてもらえたりといった良さもあります。
大工さんの迷惑にならない差し入れは?
大工さんへの差し入れは、すぐに消費できる飲み物が喜ばれます。季節に合わせた飲み物を選ぶと良いでしょう。また、簡単に食べられる個包装のお菓子も人気があります。
飲み物
一番喜ばれるのは飲み物です。夏なら冷たいスポーツドリンク、冬なら温かいコーヒーや紅茶などが喜ばれます。ただし、これらが苦手な大工さんがいる場合もあるので、水やお茶といった無難な飲み物も用意しておきましょう。
また、コップで出すとその場で飲みきらなければならないため、適宜飲むことができるペットボトルのほうが喜ばれます。
軽食
大工さんは15時頃に休憩をすることが多いので、休憩中に食べられるクッキーや飴、せんべいなどのお菓子も差し入れとして適しています。
お菓子は持ち帰ることもできるように、個包装のものを選ぶと良いでしょう。手が洗えない場合もあるので、汚れにくいものがおすすめです。
夏場は熱中症予防になるものも喜ばれる
夏の建築現場は、非常に暑くなります。冷たいスポーツドリンクは、汗で失われた水分と塩分を効率的に補給できるので、大工さんに喜ばれます。
他にも、塩飴やエネルギーチャージができるゼリーなどもおすすめです。飲料やゼリーは、保冷できるようにクーラーボックスに入れて渡すと良いでしょう。
また、飲料以外にも、冷却スプレーや冷却タオルなどの熱中症対策グッズを差し入れる方もいます。直接体を冷やせるアイテムは、夏場の建築現場で重宝します。
冬は温まるものをチョイス
夏とは違う大変さがあるのが冬の建築現場です。冬は温かいコーヒーやお茶、ココアなどが喜ばれるでしょう。
また、使い捨てカイロも便利なアイテムです。指先や体を温めることができるので、作業効率を上げるのに役立ちます。
作業の手を止めない!差し入れのベストなタイミングは?

大工さんへの差し入れは、作業を中断せずに済むタイミングで渡すことが大切です。
作業前
作業が始まると差し入れを渡しにくくなるので、作業前が一つ目のタイミングになります。本格的な作業や打ち合わせが始まる前なら、大工さんとコミュニケーションを取ることも可能です。
ただし、作業開始時間が遅れないよう長話しは避け、手短なコミュニケーションを心掛けましょう。
休憩中
昼休憩も差し入れを渡すタイミングになりますが、外食に出たり、体を休めたりしている大工さんもいるので、渡しそびれてしまう可能性もあります。
確実なのは15時頃の休憩です。この時間はみんなで休憩している場合が多いので、差し入れを渡すタイミングとして適しています。
また、作業の進捗によっては時間がずれたり、小休憩をとらなかったりする場合もあるので、その時は作業優先と考えておきましょう。
作業後
作業が終わったタイミングで差し入れを渡すことも可能です。作業後であれば、工事の進捗について聞いたり、明日の予定を確認したりすることができます。
大工さんも一日の仕事が終わり、コミュニケーションを取りやすい時間ですが、次の予定がある場合もあるので、長話しにならないように配慮しましょう。
大工さんへの差し入れで注意すべきポイント
大工さんへの差し入れには、配慮すべきポイントがいくつかあります。かえって差し入れが迷惑にならないためにチェックしておきましょう。
人数分用意する
差し入れをする際には、何人の大工さんや職人さんが作業をしているのか確認し、人数分の差し入れを用意するのがマナーです。不明な場合は、施工会社や現場監督に人数を教えてもらいましょう。
ペットボトルや個包装のお菓子であれば、余ったとしても持ち帰ることができるので、多めに用意しておくと安心です。
衛生面に注意
差し入れを準備する際は、衛生面に配慮することが大切です。手作りのお惣菜やお菓子は衛生上の不安があるので、個包装の食品を選ぶようにしましょう。
また、食品は賞味期限が長いものや常温保存できるものが喜ばれます。すぐに食べられないことも念頭に選ぶことがポイントです。
高価なものを差し入れない
差し入れは感謝の気持ちを表すものであり、高価なものを差し入れる必要はありません。むしろ、高価なものは大工さんが恐縮してしまう可能性があります。
大工さんも仕事として来ているので、過度な気遣いは不要です。お金をかけるよりも、季節や状況に合わせた実用的な差し入れの方が喜ばれます。
特に工事期間が長い場合は、予算と頻度を合わせて考慮し、無理のない範囲で行うことが大切です。
ゴミにも配慮
差し入れを飲食した後の容器や袋は、基本的に大工さんが持ち帰ることになります。かさばるような大きなゴミが出ないように配慮することも大切です。
ゴミ袋を一緒に渡したり、「ゴミの回収はこちらで行います」と伝えたりすることで、大工さんの負担を減らすことができます。
まとめ
大工さんへの差し入れは必須ではありませんが、感謝の気持ちを伝えたり、コミュニケーションを取ったりする機会にもなるので、大工さんも嬉しいのが本音です。
ただし、過度な配慮はかえって大工さんが恐縮してしまいます。ペットボトルの飲料や個包装のお菓子など、気兼ねなく受け取れ、自由なタイミングで飲食できるものを選びましょう。
この記事のポイント
- 新築やリフォーム時に大工さんへの差し入れは必要でしょうか?
大工さんにとって差し入れは嬉しいもので、とても喜ばれます。ですが、大工さんへの差し入れは必須ではなく、現場に行く度に差し入れをする必要もありません。
詳しくは「新築・リフォーム時に大工さんへの差し入れは必要?」をご覧ください。
- 大工さんへの差し入れはどのようなものが良いでしょうか?
大工さんへの差し入れは、すぐに消費できる飲み物が喜ばれます。季節に合わせた飲み物を選ぶと良いでしょう。
詳しくは「大工さんの迷惑にならない差し入れは?」をご覧ください。
- 差し入れするのに良いタイミングはいつでしょうか?
大工さんへの差し入れは、作業を中断せずに済むタイミングで渡すことが大切です。
詳しくは「作業の手を止めない!差し入れのベストなタイミングは?」をご覧ください。
ライターからのワンポイントアドバイス
大工さんに差し入れをする頻度は、1か月に1~2回程度、多くても週に1回程度で十分です。毎日のように差し入れをすると、大工さんも気を遣ったり、休憩しづらかったりするので注意しましょう。また、差し入れの定番はペットボトルや個包装のお菓子ですが、夏は冷たいおしぼり、冬は温かいおしぼりを添えると、より気持ちが伝わります。

物件探しや売却がもっと便利に。
無料登録で最新物件情報をお届けいたします。
Myリバブルのサービス詳細はこちら

