ざっくり要約!
- 不動産会社へ予約なしで訪問することは可能ですが、事前予約をするのが望ましいです。
- 予約なしの場合、担当者不在で待たされたり、内見ができなかったりする可能性があります。
- 予約をすると、希望に合う物件を事前に準備してもらえるため、当日の内見や相談がスムーズです。
不動産会社を訪れる際、事前予約が必要か迷う方もいるでしょう。急に時間が空いたときや、近くを通りかかったついでに立ち寄りたいと考えることもあります。予約なしで訪問した場合、対応してもらえるのか不安に感じる方も少なくありません。
本記事では、不動産会社へ予約なしで訪問した際の対応や、事前予約をするメリットについて解説します。さらに、来店前に準備しておくことや入居までの流れも紹介しますので、スムーズに物件探しを進めるための参考にしてください。
記事サマリー
不動産会社に予約なしで行くこと自体は問題ない
不動産会社へ予約なしで訪問しても、基本的には問題ありません。営業時間内であれば、多くの場合は対応してもらえます。
ただし、他に予約が入っている場合はそちらが優先されるため、混雑時には待ち時間が長くなることもあります。営業担当者が不在のケースも珍しくありません。
また、初回に対応した営業担当者がその後も自分の担当になるのが一般的です。経験豊富な担当者や特定の人に依頼したい場合は、事前に連絡して指名しておくほうが安心です。また、事前に相談したい内容も伝えておくと面談時もスムーズでしょう。
予約して不動産会社に行くメリット
予約なしでも不動産会社を訪問できますが、事前に予約をしておくことで、より効率的に物件探しを進められます。主なメリットは次の3つです。
- その日に内見できる可能性がある
- じっくり話を聞いてもらえる
- 待たされることがない
その日に内見できる可能性がある
事前に予約しておくことで、当日に内見できる可能性が高くなります。予約時に希望条件を伝えておけば、担当者が条件に合う物件を事前に選定し、資料や鍵の手配まで済ませておいてくれるためです。来店後すぐに内見へ向かえるのは大きな利点でしょう。
一方、予約なしで訪問すると、その場で条件のヒアリングから始まり、物件探しや鍵の手配に時間を要します。その結果、当日は物件紹介だけで終わることもあります。限られた時間を有効活用するためにも、事前予約は有効な手段といえます。
| ・「内見」に関する記事はこちら 内見とは?内覧との違いや持ち物・流れ・確認することを解説 |
じっくり話を聞いてもらえる
事前に予約をしておくと、担当者が時間を確保してくれるため、物件に関する相談や希望条件のすり合わせを落ち着いて行えます。家賃や初期費用、入居希望時期といった詳しい条件についても、時間をかけて相談できる点がメリットです。
不動産会社の担当者は、来店客の対応のほか、物件調査や契約手続きなど多くの業務を担っています。予約なしで訪問した場合、担当者の都合によっては、十分な時間を取れないこともあるでしょう。あらかじめ予約をしておけば、担当者はスケジュールを調整し、相談に向けた準備を整えられます。
待たされることがない
不動産会社に予約をしてから行くと、店舗で待たされることが、ほぼありません。 来店時間に合わせて担当者が準備を整えてくれるため、すぐに物件探しの相談を始めることができます。
特に、1〜3月や9〜10月といった引越しシーズンは繁忙期であり、不動産会社が大変混み合います。 予約なしで訪問すると、他の顧客の対応が終わるまで長時間待たされることも考えられます。時間を有効に使うためにも、訪問する場合は、事前予約をしておくのが確実です。
不動産会社への予約時・来店時に準備しておくべきこと

不動産会社を訪れる前に準備を整えておくと、当日の相談がスムーズに進みます。より希望に合った物件を選定してもらえるよう、以下の3つを来店前に準備しておきましょう。
- 物件に求めることを整理する
- 予算を決めておく
- 申込みに必要なものを準備する
物件に求めることを整理する
来店する前に、住みたい物件の希望条件を整理しておくと、物件探しがスムーズに進みます。希望条件が明確なほど、不動産会社も的確な物件を提案しやすくなるでしょう。
住みたいエリアや駅からの距離、間取りのほか、オートロックや独立洗面台といった設備面の希望も具体的にリストアップしておくことがポイントです。
すべての希望を叶えるのは難しい場合もあるため、絶対に譲れない条件と妥協できる条件のように優先順位をつけておくと、担当者も提案の幅を広げられます。
予算を決めておく
物件探しを始める前に、予算を決めておくことが大切です。まず、毎月の家賃として支払える上限額を設定しましょう。一般的に、家賃の目安は手取り月収の3分の1以内とされています。
また、賃貸契約時には家賃とは別に初期費用が必要です。敷金・礼金や仲介手数料などがかかり、家賃の数ヶ月分になることも少なくありません。初期費用として用意できる金額も、あわせて確認しておきましょう。
予算を明確に伝えることで、不動産会社もその範囲内で希望に近い物件を効率的に探しやすくなります。
| ・「購入の諸費用」に関する記事はこちら 住宅購入にかかる諸費用ってどのぐらい? ・「家賃の目安」に関する記事はこちら 家賃の目安は年収の何割?手取り収入別のシミュレーション付き ・「賃貸の初期費用」に関する記事はこちら 敷金礼金とは?賃貸物件の入居時にかかる初期費用や退去時の費用もあわせて解説! |
申込みに必要なものを準備する
気に入った物件が見つかった際に、すぐ申し込み手続きを進められるよう、必要なものを事前に確認し、準備しておくとスムーズです。 一般的に、賃貸の申し込みでは以下のようなものが必要になります。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 収入証明書(源泉徴収票、給与明細など)
- 印鑑
- 連帯保証人の情報(氏名、住所、連絡先、勤務先など)
物件によっては、その場で申込金の支払いを求められる場合もあります。必要なものは不動産会社や物件によって異なるため、予約時に確認しておくとよいでしょう。 準備を万全にしておくことで、チャンスを逃さず、希望の物件を押さえられる可能性が高まります。
| ・「収入証明書」に関する記事はこちら 収入証明書(年収証明書類)とは?どこで発行する?必要な書類も紹介 |
いつまでに予約すればいい? 入居までにかかる期間と流れ
物件探しを計画的に進めるためには、予約のタイミングや入居までの全体像を把握しておくことが重要です。ここでは、不動産会社への予約に最適な時期から、実際に入居するまでの期間と具体的な流れについて賃貸のケースを解説します。
- 予約は来店の3日ほど前までに
- 入居までにかかる期間
- 入居までの流れ
予約は来店の3日ほど前までに
不動産会社への予約は、希望する来店日の3日ほど前までに行うのが望ましいでしょう。 事前に希望条件を伝えておくことで、担当者が物件情報を収集し、内見の手配などを準備する時間を確保できるためです。
前日や当日の予約でも対応してもらえる場合はありますが、担当者のスケジュールが埋まっていたり、希望の物件の鍵が手配できなかったりする可能性もあります。
特に、多くの物件を比較検討したい場合や、内見したい物件が具体的に決まっている場合は、早めに連絡しておくことで、当日の物件探しがよりスムーズになります。
入居までにかる期間
物件探しを始めてから実際に入居するまでにかかる期間は、一般的に数週間から1ヶ月程度が目安です。 ただし、物件探しの進め方や入居審査にかかる日数によって、この期間は変動します。
例えば、気に入った物件がすぐに見つかった場合、申し込みから入居審査、契約手続きを経て、1〜2週間ほどで入居できるケースもあります。一方で、希望の物件に出会えなかったり、審査に時間がかかったりすると、1ヶ月以上かかることも考えられます。
引越し希望日が決まっている場合は、その日から逆算して、余裕を持ったスケジュールで物件探しを始めるとよいでしょう。
入居までの流れ
物件探しから入居までは、一般的に以下のような流れで進みます。
- 物件探し・問い合わせ
- 内見
- 申し込み・入居審査
- 重要事項説明・契約
- 鍵の引き渡し・入居
まずはインターネットや不動産会社で物件情報を探し、気になる物件が見つかれば、実際に部屋の状態や周辺環境を確認する内見へと進みます。入居したい物件が決まったら申込書を提出し、大家さんや管理会社による審査を受けるのが一般的な手順です。
審査に通ると、宅地建物取引士から重要事項の説明を受けたうえで賃貸借契約を結びます。契約が締結し、初期費用を支払うと鍵が渡され、入居となります。この流れを理解しておくと、次の段階で何をすべきか見通しが立ち、落ち着いて準備を進めることができるでしょう。
| ・「賃貸借契約」に関する記事はこちら 賃貸借契約とは?不動産賃貸の流れ・契約の種類・契約書などについてわかりやすく解説! |
来店不要!オンライン内見のメリット・デメリット
近年では、店舗へ行かずに自宅などから物件の内見ができる「オンライン内見」という方法もあります。不動産会社の担当者が現地からスマートフォンなどで室内を撮影し、リアルタイムで会話しながら物件の内部を確認できます。
オンライン内見は、遠方に住んでいる場合や、多忙で時間を確保できない場合でも、気軽に物件を確かめられる点がメリットです。交通費や移動時間を節約できるのも魅力といえるでしょう。
一方で、画面越しでは部屋の細かな傷や汚れ、日当たりや風通しといった実際の雰囲気が伝わりにくいこともあります。周辺の騒音や街の空気感など、現地に行かなければ分からない部分の確認が難しい点も理解しておくことが大切です。
| ・「オンライン内見」に関する記事はこちら オンライン内見とは? 方法や注意点、聞くべきことを解説 |
まとめ
不動産会社へは予約なしでも訪問できますが、物件探しをスムーズに進めるなら、予約をするのが確実です。予約をしておけば、担当者が希望に沿った物件を事前に準備してくれるため、来店当日の内見も可能になります。待ち時間がなく、落ち着いて相談できる点もメリットです。
来店前に、希望する家賃やエリア、間取りといった条件を整理し、優先順位を決めておくと、より自分に合った提案を受けやすくなるでしょう。
希望の物件を見つけるためには、こうした事前の準備が重要です。東急リバブルでは、お客様の希望に寄り添い、最適な住まい探しをサポートしています。物件探しに関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事のポイント
- 不動産会社は予約なしで行っても大丈夫ですか?
不動産会社へ予約なしで訪問しても、基本的には問題ありません。営業時間内であれば、多くの場合は対応してもらえます。
詳しくは「不動産会社に予約なしで行くこと自体は問題ない」をご覧ください。
- 不動産会社に予約をしていくメリットはありますか?
予約なしでも不動産会社を訪問できますが、事前に予約をしておくことで、より効率的に物件探しを進められます。
主なメリットを「予約して不動産会社に行くメリット」にて解説しています。
- 不動産会社へ予約する時、来店する時に準備すべきことはありますか?
不動産会社を訪れる前に準備を整えておくと、当日の相談がスムーズに進みます。
より希望に合った物件を選定してもらえるよう、「不動産会社への予約時・来店時に準備しておくべきこと」に記載している3つを来店前に準備しておきましょう。
ライターからのワンポイントアドバイス
不動産会社へ予約する際は、相談にどのくらいの時間が必要か、当日の内見は可能かといった点を確認しておくとスムーズです。1日に複数の会社を訪問する場合は、移動時間も含めてスケジュールを組んでおきましょう。また、「希望条件とは少し違っても、専門家の視点で良い物件があれば提案してほしい」と伝えておくと、自分では探せなかった物件に出会えるかもしれません。

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