ワンルームマンション投資のメリットとは! やめとけと言われるのはなぜ?
ざっくり要約!
- ワンルームマンション投資のメリットは、他の投資物件と比べて安価であること、賃貸需要や流動性が高いことです。
- ワンルームマンション投資が「やめとけ」と言われる理由は、一等マンションと比べてリスクを分散できないことや、家賃収入が少ないことなどです。
- 将来性のあるエリアを選んだり、物件の管理状態にも目を向けたりすることで、ワンルームマンション投資を成功させることは可能です。
ワンルームマンションは価格が比較的安価なため、投資初心者も購入しやすい物件タイプです。その一方、ワンルームマンションは「やめとけ」と言われることもあります。
ワンルームマンション投資にはデメリットもありますが、コツを押さえれば、成功させることが可能です。
この記事ではワンルームマンション投資のメリットやデメリット、成功するためのポイントを解説します。ワンルームマンション投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ワンルームマンション投資のメリット
不動産投資には、節税になったり、生命保険の代わりになったりするメリットがあります。加えて、ワンルームマンションには、ファミリータイプのマンションにはないメリットが3つあります。
- 他の投資物件と比べて安価
- 賃貸需要が高い
- 流動性が高い
それぞれ見ていきましょう。
他の投資物件と比べて安価
ワンルームマンションは、ファミリータイプの物件に比べて購入価格が安価であることがメリットです。一般的に、ワンルームマンションは専有面積が小さいため、初期投資額が少なく済みます。
価格が安いため、少ない資金で投資を始められ、ローンの返済負担も抑えられます。また、同じ資金でもより多くの物件を購入でき、分散投資がしやすくなります。
賃貸需要が高い
ワンルームマンションは、単身者を中心に賃貸需要が高いというメリットがあります。特に都心部では単身者の割合が高く、ワンルームマンションのニーズが高まっており、空室リスクが低い傾向にあります。
都心に通勤する若年層や学生など、手頃な価格で居住できる物件を求める層が多く、常に需要があるため、安定した賃料収入が見込めます。
流動性が高い
ワンルームマンションは、他の投資物件に比べて流動性が高いことも大きなメリットです。
不動産投資の出口戦略として売却する際、ファミリータイプ等に比べて安価であることから投資家だけでなく一般購入者にも手が届きやすいため買主が見つかりやすく、購入者層が幅広いことが流動性の高さに繋がっています。
ただし、ワンルームマンションに限りませんが、サブリース会社に貸し出すマスターリース契約をしている場合は、マスターリース契約の解約のしにくさから流動性が低くなることもあるので注意が必要です。
ワンルームマンション投資は「やめとけ」と言われる理由

ワンルームマンション投資にはメリットがある一方で、「やめとけ」と言われることもあります。その理由は、主に以下の4つです。
- 賃料が安い
- リスクが分散できない
- 節税効果が低い
- 生命保険代わりにするには不十分
それぞれ説明していきます。
賃料が安い
ワンルームマンションは、1部屋あたりの面積が狭いため、賃料が安くなります。そのため、ファミリー向けの物件と比べると家賃収入が低くなる傾向にあります。
さらに、運用コストとして固定資産税や管理費、修繕費などがかかるため、家賃収入が少ないワンルームマンション投資では収益性が低くなる場合があります。
リスクが分散できない
ワンルームマンション投資は、一棟マンションなどの投資物件と比べると、リスク分散が難しいという問題があります。
所有している投資物件がワンルームマンション1室のみの場合、空室が発生すると、その期間中の収入はゼロになってしまいます。
一棟マンションであれば複数の部屋があり、1部屋が空いても他の部屋から収益を得られます。ワンルームマンションでは、そのリスク分散ができない点がデメリットです。
「不動産投資 リスク」についての記事はこちら
不動産投資の6大リスク一覧!未然に防ぐ方法とは?
節税効果が低い
ワンルームマンション投資は、物件価格が低いために減価償却費が少なく、期待するほどの節税効果が得られないことがあります。ファミリー向け物件や一棟物件に比べ、経費として計上できる金額が少ないため、所得税や住民税の軽減効果は限定的になります。
節税目的で不動産投資を始める場合、ワンルームマンションに投資するかどうかは慎重に判断しましょう。
「不動産投資 節税」に関する記事はこちら
不動産投資で節税ができる仕組みを解説! 住民税・所得税・相続税を節税したいときの注意点は?
生命保険代わりにするには不十分
ワンルームマンション投資を生命保険の代わりにすることは、不十分な対策といえます。
確かに、団体信用生命保険(団信)に加入していれば、契約者が亡くなった場合にローンが完済されます。しかし、その後の家賃収入で家族の生活を支えるには、ワンルームマンションの賃料設定では低い場合が多いです。
ワンルームマンション投資で成功するポイント
デメリットを踏まえたうえで、ワンルームマンション投資で成功するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 投資の目的に合った物件を選ぶ
- 将来性のあるエリアを選ぶ
- 管理方法を検討する
- 自己資金比率を高める
- マンションの管理状態にも目を向ける
ひとつずつ説明していきます。
投資の目的に合った物件を選ぶ
ワンルームマンション投資を成功させるためには、投資の目的に合った物件を選ぶことが重要です。たとえば、長期的な資産形成が目的なら、利回りは低めでも安定した物件が向いています。
適切な物件を選ぶためには「老後の資金を貯めるため」や「子供の教育資金を準備するため」といった目的を明確にする必要があります。目的に合わせて、必要な利回りや投資期間なども決めておきましょう。
将来性のあるエリアを選ぶ
ワンルームマンション投資で成功するためには、将来性のあるエリアを選ぶことが大切です。
例えば、若年層の流入が多い地域や、新しい路線の開通が予定されている地域、大学や企業が多い地域では安定した賃貸需要が見込めます。入居希望者が多いエリアでは賃料を高く設定でき、家賃収入の下落を防ぐことが可能です。
将来性を予測する手段としては、地域の人口推計や周辺の開発計画を調査する方法があります。
管理方法を検討する
ワンルームマンションへの不動産投資を成功させるには、適切な管理方法を選択することが不可欠です。管理方法によって、収益性や手間、リスクが変わるためです。
管理を委託する場合、滞納保証や空室保証などのオプションを付けると、収入が圧迫される可能性があります。その分、クレーム対応や入居者募集などはすべて任せることが可能です。
一方、自分で管理する場合は、騒音問題や水漏れ、急なトラブルなどに対応しなければなりません。本業がある方は、対応が難しい場合もあるでしょう。
投資初心者の場合、まずは管理会社に委託することをおすすめします。プロの知識やノウハウを活用でき、トラブル対応も安心です。
自己資金比率を高める
ワンルームマンションへの不動産投資を成功させるためには、自己資金比率を高めることが重要です。他の物件タイプと比べると家賃収入が少ないため、利息の負担が大きいと収入が圧迫されます。
自己資金を増やすことで、金融機関からの借入額が少なくなり、利息の負担を軽減することが可能です。月々の返済額も抑えられるため、家賃収入とのバランスが取れ、安定した運営が行えます。
具体的には、物件価格の15〜30%程度を自己資金として準備することが望ましいとされています。
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不動産投資に自己資金はいくら必要?自己資金別の購入できる物件価格と種別を紹介
マンションの管理状態にも目を向ける
ワンルームマンションへの不動産投資を成功させるには、物件の管理状態にも目を向ける必要があります。
不適切な管理状態の場合、既存の入居者の満足度が下がり、退去に繋がる可能性もあるでしょう。結果的に、賃料収入の減少や資産価値の低下に繋がる恐れがあります。
共用部分の清掃状況や設備の修繕履歴、管理組合の運営状況などをチェックしましょう。
まとめ
ワンルームマンションは価格が安価なため、収益物件として投資初心者にもおすすめです。
家賃収入の少なさやリスク分散ができないことから「やめとけ」と言われることがあるものの、ポイントを押さえることで収益を上げることが可能です。
計画から購入の段階では、自己資金比率を高め、将来性のあるエリアを選ぶことが重要です。また、マンションの管理状態にも目を配ることで、入居率を維持し、安定した収入を得ることが期待できます。
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ワンポイントアドバイス
不動産投資を始める際に、ワンルームマンションとファミリータイプのどちらがよいか迷う方もいるでしょう。
ファミリータイプは高い家賃収入が見込めるものの、その分、購入価格も高くローンの返済負担が増えます。ワンルームマンションは安価なため、借入金額を少なく抑えやすく、融資の審査に比較的通りやすいといえます。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況や投資の目的に合わせて選ぶことが大切です。
この記事のポイント(こちらで記載します)
Q. ワンルームマンションに投資するメリットはありますか?
A. ワンルームマンションには、ファミリータイプのマンションにはないメリットが3つあります。詳しくは「ワンルームマンション投資のメリット」をご覧ください。
Q. ワンルームマンション投資はなぜ「やめておけ」と言われるのですか?
A. A 賃料が安い、リスクが分散できないなどの理由から「やめておけ」と言われることがあります。詳しくは「ワンルームマンション投資は「やめとけ」と言われる理由」をご覧ください。
Q. ワンルームマンション投資で成功するポイントはなんですか?
A. デメリットを踏まえたうえで、ワンルームマンション投資で成功するためには、ポイントを押さえておくことが必要です。詳しくは「ワンルームマンション投資で成功するポイント」をご覧ください。