駅徒歩15分,資産価値
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駅から徒歩15分の物件の資産価値は?価値が下がりにくいエリアやマンションの特徴を紹介

執筆者プロフィール

桜木 理恵
資格情報: Webライター、宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者

大学在学中に宅地建物取引士に合格。新卒で大手不動産会社に入社し、売買仲介営業担当として約8年勤務。結婚・出産を機に大手ハウスメーカーのリフォームアドバイザーに転身し約5年勤務。その他信託銀行にて不動産事務として勤務経験あり。現在は不動産の知識と経験を活かし、フリーランスのWebライターとして活動。不動産や建築にまつわる記事を多数執筆。「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」「管理業務主任者」所持。
https://x.com/sakuragirie

ざっくり要約!

  • 駅から徒歩15分の物件の場合、駅からの距離は約1200m
  • 駅から徒歩15分の物件でも、交通の利便性が良いなどの特徴があれば資産価値が下がりにくい

駅から徒歩15分の戸建てやマンションは、駅近物件と比べて資産価値は劣るのでしょうか。

この記事では「駅徒歩15分」の資産価値が気になり、購入すべきか迷っている方向けに、駅までの距離が資産価値に与える影響と、不動産の資産価値が下がりにくい条件を解説します。

また、不動産の弱点を補う方法も紹介しますので、不動産の購入を検討している方だけでなく、売却を予定している方もぜひ参考にしてください。

「駅から徒歩15分」は実際どれくらい?表示ルールと実際の距離感

「駅から徒歩15分」は実際どれくらい?表示ルールと実際の距離感

「駅から徒歩15分」と聞いて、遠いと感じますか?それとも、閑静な住環境をイメージしますか。

不動産の物件情報を見ていると、かならず駅からの距離が記載されています。しかし会社ごとに記載のルールが違えば、買い手側は迷ってしまうでしょう。

不動産の表示に関する公正競争規約により、徒歩所要時間は「80m=1分に相当するものとして計算する」と定められています。

たとえば徒歩15分の表記であれば、駅からの距離は約1200mということになります。ちなみに小数点以下は切り上げるため、1150mでも徒歩15分の表記です。

1150÷80=14.375→15分

このとき、坂道や階段、信号の待ち時間は加味しません。したがって実際には15分以上かかるケースもあり、距離感は歩く人によって異なるでしょう。

出典:不動産広告の読み方・見方|不動産公正取引協議会連合会

・「駅徒歩20分の家」に関する記事はこちら
駅徒歩20分の家は後悔する? 距離や資産価値、注意点を徹底解説

「駅から徒歩15分」が資産価値に与える影響

「駅から徒歩15分」が資産価値に与える影響

「駅から徒歩15分」であることは、資産価値にどのような影響を与えるのでしょうか。

「駅徒歩15分」の特徴、戸建てとマンションの違いと併せて解説します。

資産価値への影響

不動産流通推進センターの価格査定マニュアルでは、住宅地の査定においては、徒歩10分を基準(評点0)としています。

徒歩10分より近ければプラスの評点がつき、逆に遠くなればなるほど、マイナスの値が大きくなります。

ちなみにマンションの査定では、駅から徒歩1分のマンションの評点が最も高く、遠くなればなるほど評点は下がります。 

しかし不動産を査定するとき、評価するのは駅からの距離だけではありません。周辺環境や日照、土地の形状、道路付けなど、さまざまな項目に評点をつけて、最終的に査定額を算出します。

ただし地方都市や郊外など、駅からの距離がさほど需要に影響しないケースもあります。

つまり地域によって評価や売れやすさ(流動性)は異なり、かならずしも「徒歩15分=資産価値が低い」わけではありません。

「駅から徒歩15分」の資産価値の特徴

駅徒歩15分の物件は駅からほどよく離れているため、住環境に恵まれているケースがあり、それが付加価値となって資産価値が上がるケースも存在します。

駅から徒歩15分程度の物件は、学校や公園が近くにある傾向があり、子育てに適した環境を探している方に向いています。

また比較的コンパクトな物件が多い駅近に比べて、敷地や専有面積に余裕がある住宅が多く、割安感もあります。

マンションと戸建ての資産価値への影響度の違い

マンションと戸建てでは、同じ「駅徒歩15分」でも、資産価値への影響が違ってきます。

マンションを好む人は、交通や生活の利便性を重視することが多い傾向があります。
よって、マンションは駅からの距離が資産価値に影響しやすいでしょう。

一方、戸建てを望む人は、一般的に住まいに空間的余裕や安らぎを求めることが多いと言われています。そのため、戸建ては周辺環境や敷地の広さ、日当たり、駐車場の有無が重視される傾向があるでしょう。

また駅近で戸建てを探すことは難しく、必然的に駅から離れたエリアで探す人が多いことも、マンションとは異なる評価になる要因といえます。

「駅から徒歩15分」の物件でも資産価値が下がりにくい条件5つ

「駅から徒歩15分」の物件でも資産価値が下がりにくい条件5つ

駅から徒歩15分の立地でも人気があり、需要が高ければ、資産価値は下がりにくくなります。将来売却する可能性を考えれば、なるべく資産価値が下がらない物件を購入したいものです。

ここでは、資産価値が下がりにくい物件の特徴を紹介します。

1.交通面の利便性が高い

交通の利便性が高い物件は、資産価値が下がりにくい傾向があります。

最寄り駅が始発駅や快速停車駅であったり、複数の路線が乗り入れているようなターミナル駅であったりする場合、一般的に需要が高く、駅から徒歩15分の距離をカバーできます。

また駅から離れていてもバス停が近くにあり、バスの本数や路線が多く通勤通学に便利な立地の場合、駅からの距離はそれほどマイナスポイントにならないでしょう。

2.住環境が整っている

日常生活に必要な施設が揃っているエリアも、資産価値は下がりにくい傾向があります。

駅から徒歩15分ほど離れていても、スーパーマーケットやドラッグストアなどの商業施設や、医療機関、金融機関などが近くに揃っていれば、日常生活で困ることはありません。

また、保育園や小学校など教育施設や、公園や図書館などが近くにあるようなエリアは、ファミリー層から評価されやすく、資産価値が下がりにくい条件が揃っているといえます。

3.治安が良い

治安が良く、安心・安全に暮せるエリアは、そうではないエリアに比べて資産価値が下がりにくいでしょう。

たとえば駅前から家までの道のりに街灯が多く、安心して夜道を歩けるようなエリアは人気があります。また繁華街は敬遠されることが多く、ある程度離れているエリアの方が好まれるでしょう。

また河川やがけ地の近くは、災害リスクが高いことから避ける方が多く、資産価値が下がってしまう傾向があります。

4.エリアに将来性がある

新駅の誕生や街の再開発の計画、道路の拡幅や整備の計画、あるいは大型商業施設の建設計画があるようなエリアは、資産価値が下がらないばかりか、将来上がる可能性もあります。

再開発などによって街の利便性が向上すると、転入者が増える傾向があります。そして人口が増えれば、さらに商業施設が充実して利便性が向上し、地価も上がる可能性が高いでしょう。

エリアの選定に迷ったら、再開発や商業施設の出店などの情報を参考にしてみましょう。資産価値や利便性がアップする可能性が高いエリアを、値上がりする前に購入できるかもしれません。

5.建物価値が高い|マンションの場合

マンションは、駅からの距離が資産価値に大きく影響しますが、マンション自体に価値がある場合、評価は下がりにくい傾向があります。

たとえば以下のような項目に該当するマンションは、資産価値が下がりにくいでしょう。

  • 大手デベロッパーが建てたブランドマンション
  • ヴィンテージマンションとも呼ばれる、人気エリアに建つ希少性の高いマンション
  • 再開発で商業施設とともに計画された、大規模なマンション
  • 日当たり・眺望が良いマンション(東京タワーや富士山、花火などが見える)
  • 管理体制や共用施設、セキュリティが充実したマンション
  • 最上階や角部屋など、マンションの中でも希少性のある部屋タイプ
  • 築浅で、状態の良いマンション

「駅から徒歩15分」の物件の弱点を補うポイント

「駅から徒歩15分」の物件の弱点を補うポイント

駅から15分の物件購入を検討している方に向けて、弱点を補うために実践すべき戦略を解説します。

購入時の戦略

駅徒歩15分の物件を購入するのであれば、特徴のない家ではなく、何かしら強みがあり、住みやすい家を選びましょう。

具体的には大きな公園が近くにある閑静な住宅街に建つ家、数分おきにバスが来るバス停の近くの家、大型商業施設が徒歩圏にあって便利な家などです。

交通や生活の利便性を重視しつつ、眺望や日当たり、管理体制など、希少性や住みやすさもあきらめないようにしましょう。

賃貸・売却時の戦略

賃貸もしくは売却する際は、駅からの距離以外の魅力を上手に訴求することが大切です。

具体的なアピール方法を4つ紹介します。

環境の良さを打ち出す

駅徒歩15分の立地だからこそ得られる、生活環境の良さを前面に打ち出しましょう。

たとえばファミリー層をターゲットにする場合は、保育園や幼稚園、小学校といった教育施設が近いことが、アピールポイントになります。

また医療機関や郵便局、役所が近い条件は、年配の方に好まれる傾向があります。

周辺施設の特徴に合わせて、ターゲット層を考えることも大切です。不動産会社の担当者と周辺環境や施設の情報を共有し、内覧の際などに上手にアピールしてもらいましょう。

道のりの安全さや快適さを打ち出す

単に「駅徒歩15分」と説明するのではなく、道のりの安全性や快適さをプラスして伝えましょう。その説明を受けた側は、15分という数字ではなく、魅力に変換された情報が記憶に残るからです。

たとえば「歩道が広く、街灯があるため夜道も安心」と説明すれば、学校や会社からの帰りが遅くなった場合でも安心だろうと思ってもらえます。

また「四季の移ろいを感じられる街路樹のある道」「平坦な道のりで、信号も少ない」など歩いている様子をイメージできるように説明できると、なお良いでしょう。

自転車やバスと組み合わせた移動時間を伝える

徒歩での所要時間だけでなく、自転車やバスを組み合わせた移動時間も伝えましょう。

たとえば「バスの本数が多く、バスを利用すれば駅まで〇分」「自転車なら駅まで〇分」などと説明できると、駅までの距離感がイメージしやすくなります。

また「マンションの駐車場に空き区画がある」「○○駐輪場は駅に近くて便利」などの情報を伝えるのも効果的です。

建物の魅力を伝える

建物の魅力は、なるべく多く伝えるようにしてください。たとえばリフォームしているのであれば、その内容や時期も伝えましょう。

他にも日当たりの良さを伝えられるように、内覧の際はカーテンを開けておき、眺望の良さも感じてもらうなど、言葉だけでなく体感できるように心がけてください。

まとめ

駅徒歩15分の物件は、駅近物件と比べて、資産価値が下がりやすい傾向があります。しかし割安で購入できることも多く、環境が良いことなども考慮すれば、あえて駅徒歩15分の物件を選択する方もいるでしょう。

駅徒歩15分を購入する際は、資産価値が下がりにくい条件をクリアしているかチェックし、売却の際はその魅力を上手に伝えるよう工夫してください。

この記事のポイント

駅徒歩15分の物件の資産価値は?

最寄り駅が始発駅や快速停車駅であったり、複数の路線が乗り入れているようなターミナル駅であったりする場合、一般的に需要が高く、駅から徒歩15分の距離をカバーでき、資産価値が下がりにくくなります。

詳しくは「「駅から徒歩15分」の物件でも資産価値が下がりにくい条件5つ」をご覧ください。

駅徒歩15分の物件は駅から何m離れている?

駅徒歩15分の物件の場合、駅からの距離は約1200mです。

不動産の表示に関する公正競争規約により、徒歩所要時間は「80m=1分に相当するものとして計算する」と定められています。

詳しくは「「駅から徒歩15分」は実際どれくらい?表示ルールと実際の距離感」をご覧ください。

ライターからのワンポイントアドバイス

不動産を購入する際は、資産価値が下がりにくい物件を購入したいと考える方が多いかもしれません。しかしその考えに縛られすぎると、誰のための家なのか分からなくなってしまいます。利便性や住みやすさ、環境の良さなど、家族にふさわしいと思う家を購入できれば、結果的に資産価値が下がりにくい家を選択できていると思います。直感も大切ですので、比較ができるように、なるべく多くの物件を内覧してみてください。

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