4月着工、6・3万戸で6カ月ぶり増加
2026年06月01日
─国交省、用地取得難でマンションは減少
国土交通省は5月29日、4月の建築着工統計調査報告を発表した。新設住宅着工戸数は6万2569戸で、前年同月比11・4%の増加となった。増加は6カ月ぶり。25年4月施行の法改正(木造住宅の4号特例の見直しや省エネ基準の適合義務化など)を見据え、直前の3月に駆け込み需要が発生。その後着工戸数は低水準だったが、国交省は「反動がなくなり全体的に増加した」と説明する。
持家は1万6296戸(前年同月比+19・5%)で3カ月ぶりの増加。うち民間資金による持家は1万4798戸(+19・7%)で3カ月ぶりの増加となった。貸家は2万9265戸(+17・3%)で6カ月ぶりの増加。うち民間資金による貸家は2万6125戸(+17・7%)で6カ月ぶりに増加した。分譲住宅は1万6702戸(+3・4%)で、4カ月ぶりの増加。うちマンションは6293戸(△18・4%)で4カ月連続の減少。戸建て住宅は1万156戸(+24・3%)となり、前月の減少から再び増加に転じた。
マンションは大規模物件の有無により戸数に波が出やすいものの、持家・貸家・分譲戸建ては軒並み2割程度の増加を示している。マンションの減少について国交省は、「マンションは25年4月の法改正の影響は受けていない。資材価格は上がっているし、用地の取得が難しいという声がある。マーケットとして弱くなっている状況とみている」と説明した。
民間非居住建築物の着工床面積は266万㎡(△26・5%)で3カ月連続の減少。使途別では、事務所32万㎡(△16・4%)、店舗31万㎡(△22・5%)、工場37万㎡(△42・6%)、倉庫79万㎡(+49・8%)。
(提供:日刊不動産経済通信)
