首都圏全域の中古M価格、1年連続上昇

2026年05月29日

―アットH、東京23区では上昇幅が拡大

 アットホームは28日、首都圏における4月の住宅価格動向を公表した。中古マンションの戸当たり平均価格は、首都圏で5667万円(前年同月比27・3%増)だった。エリア別の動向では、全8エリアが12カ月連続で前年同月より上昇。また、4月は前月比でも8エリアで価格は上昇傾向だった。特に、東京23区は8746万円(30・7%増)で、17年1月以降の調査における最高額を更新した。前月と比べた上昇率も2・2%まで拡大し、4カ月ぶりの2%台だった。

 アットホームラボの磐前淳子・執行役員は「東京23区の上昇率の拡大は、都心6区の在庫が過去最多に積み上がったことが影響した。購入ニーズは堅調という声が多い一方、売却意向が強まっている模様だ」と動向を解説する。他のエリアは、千葉県西部の3063万円(7・3%増)も36カ月ぶりに最高額を更新し、前月比は3・5%と勢いをもって上昇した。また、他の6エリアは前月比が0%台の上昇にとどまったが、都下の3282万円(9・1%増)や横浜市・川崎市の3912万円(8・8%増)を含めて、首都圏全8エリアのうち7エリアは最高額を更新。西部を除いた千葉県他の2188万円(8・6%増)のみ、最高額には届かなかった。

 新築戸建ては、首都圏の戸当たり価格が5030万円(5・4%増)で、調査で初めて5000万円台に達した。中でも、東京23区は8610万円(12・5%増)だった。前月比は0・3%の上昇。他のエリアではさいたま市が4796万円(8・7%増)と上昇。前月比も2・8%と上昇に勢いがみられた。磐前氏は「各社から、住宅設備の価格上昇や納期の遅れに備えているとの声が聞こえてくる」と話す。

(提供:日刊不動産経済通信)

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