事業用不動産投資額、1Qで過去最大に

2026年05月18日

―CBRE、2兆円で前年同期比は微増

 シービーアールイー(CBRE)は、26年第1四半期(1~3月期、1Q)における国内事業用不動産の投資動向をまとめた。取得額10億円以上を対象とした取引の全投資額は2兆430億円(前年同期比2%増)に達し、1Qで過去最大だった。内訳は、Jリートが4610億円(5%増)、Jリートを除くその他国内投資家が8090億円(16%増)で前年を上回った。海外投資家は、前年に大型取引があった反動で7740億円(12%減)と7期ぶりに前年割れ。

 Jリートの増資(第三者割当増資含む)は期中に9件・1537億円が発表され、1Qのみで25年通年の6件・711億円を上回る規模となった。アセット別の取得額では、オフィスが2085億円(23%増)と増加し、スポンサーから都心ビルの取得が目立った。また、ホテルは1756億円(61%増)で四半期の過去最大。特に、Jリートのホテル取得案件で過去最大となる「ハイアット リージェンシー 東京」(1260億円)が規模拡大につながった。

 Jリート以外の投資家では、海外投資家による「電通本社ビル」(3000億円)といった超大型取引があった。その他国内投資家は、セキュリティトークン関連の100億円以上の取引や、Jリートを含む複数投資家が出資するSPCの取得が多くみられた。オフィスでは「味の素本社ビル」(451億円)、住宅は、海外投資家のポートフォリオ取引が活況だった。加えて、大阪圏のデータセンターを対象とした1560億円の取得などもみられた。商業施設でも、郊外型ショッピングセンターや都市型施設で100億円以上の取引が複数件あった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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