1億円台新築分譲Mの供給エリアが拡大

2026年05月15日

―トータルB調べ、3億ションは多様化

 トータルブレインが「1億ション・2億ション・3億ション市場~グロス価格別億ション市場検証」と題した調査をまとめた。それによると、1億ションの供給エリアは23年以降、東京都心以外で大幅に拡大しており、郊外エリアでも増加傾向にある。一方で平均価格は1億2000万~1億3000万円の範囲で安定推移しており、平均面積を縮小してグロスを抑える傾向も定着した。

 25年の供給戸数は21年の2倍近い5495戸に拡大。平均専有面積は22年以降、70㎡を切った。都心割合は低下しており、25年のエリア別供給戸数比率は都心が44%、城南城西23%、城東城北13%、横浜川崎9%、その他10%だった。グロスについて杉原禎之副社長は「パワーカップルがまとまった頭金なしで購入できる価格の上限が1億3000万円ほどであり、供給側にとっても一つの壁になっている」とみる。

 2億ションも近い傾向だ。23年以降、急激に市場規模が拡大しており、特に25年は12棟1162戸が供給された。一方で23年以降の平均専有面積は70㎡台で2000年代と比べると半減しており、1億ションと同様にグロス圧縮で価格のボリュームゾーンを保つ流れだ。供給エリアも外側に向けて少し拡大したが、1億ションと比べると慎重だ。

 3億ションの供給エリアは超都心の希少な一等地に集中しており、大きな変化はない。横浜市中区や東京・目黒区での供給事例はあるが、25年も都心での供給が87%を占めた。実需に加え投資・セカンドハウス用地での購入が増えたため商品企画は大きく変化。60~80㎡台の住戸から150㎡超のペントハウスまで、多様なラインナップとなっている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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