25年の全国マンション市場動向・発売戸数は0・8%増の5万9940戸
2026年02月26日
―本社、4年ぶり増、近畿圏は11・8%増
―価格6556万円、単価と共に高値更新
不動産経済研究所は25日、25年の全国の新築分譲マンション市場動向を発表した。昨年1年間の全国における民間分譲マンション供給戸数(首都圏の投資用ワンルームマンション、定期借地権マンション等は含まない)は5万9940戸と、前年の5万9467戸に比べ473戸(0・8%)の増加となった。増加となるのは21年以来4年ぶりのこと。発売総額は約3兆9299億円で、市場規模は前年の約3兆6165億円に比べ8・7%、3134億円拡大している。
圏域別の発売状況をみると、首都圏2万1962戸(前年比4・5%減、全国シェア36・6%)、近畿圏1万6922戸(11・8%増、28・2%)、東海・中京圏6137戸(0・9%増、10・2%)、北海道1097戸(19・5%減、1・8%)、東北地区1247戸(36・1%減、2・1%)、関東地区1476戸(8・9%増、2・5%)、北陸・山陰地区584戸(38・4%増、1・0%)、中国地区2448戸(8・5%増、4・1%)、四国地区1464戸(83・7%増、2・4%)、九州・沖縄地区6603戸(7・0%減、11・0%)と、首都圏、北海道、東北、九州・沖縄が落ち込んだのに対して近畿圏、北陸・山陰、四国などは大幅増となった。
首都圏の供給内訳は、東京都1万813戸(前年比4・8%増)、神奈川県4918戸(0・02%増)、埼玉県3153戸(4・8%減)、千葉県3078戸(30・9%減)と東京都が伸ばした一方、千葉県は3割減となった。近畿圏は大阪府8726戸(0・8%減)、兵庫県4247戸(14・2%増)、京都府2775戸(63・0%増)、奈良県332戸(81・4%増)、滋賀県842戸(38・3%増)、和歌山県125戸(10・6%増)と、大阪府以外のエリアが軒並み2ケタ増となっている。地方主要都市は札幌市1033戸(4・8%減)、仙台市563戸(43・0%減)、名古屋市4979戸(11・2%増)、広島市1040戸(28・9%増)、福岡市2212戸(13・7%減)と、札幌市、仙台市、福岡市が減少した一方で名古屋市と広島市は大きく増加している。
26年の発売は全国で約6・2万戸、25年比で約2000戸、3・4%増の見込みである。圏域別では首都圏2・3万戸(25年比4・7%増)、近畿圏1・6万戸(5・4%減)、東海・中京圏0・6万戸(2・2%減)、九州・沖縄地区0・7万戸(6・0%増)など。首都圏や九州・沖縄などが増加に転じる見込みである。
25年の全国マンションの分譲価格は戸当たり平均価格が6556万円、㎡単価が104・5万円となった。平均価格は前年比474万円、7・8%の上昇、㎡単価も10・2万円、10・8%上昇している。平均価格は9年連続、単価は13年連続の上昇で、どちらも9年連続で最高値を更新している。圏域別では、首都圏は平均価格が17・4%上昇の9182万円、㎡単価は18・3%上昇の139・2万円で、平均価格、単価ともに2年ぶりの上昇。近畿圏は平均価格が0・5%下落の5328万円、㎡単価が5・1%上昇の95・3万円で、平均価格が8年ぶりに下落したのに対して単価は13年連続の上昇となった。地方主要都市の平均価格は、札幌市6022万円(前年比17・0%上昇)、仙台市5766万円(2・1%下落)、名古屋市3941万円(11・4%下落)、広島市5248万円(2・3%下落)、福岡市5305万円(5・2%下落)と、札幌市以外はいずれも下落している。
(提供:日刊不動産経済通信)
