全国の賃貸ビル、新築の6割が都心5区
2026年02月25日
―不動研調査、旧耐震ビルの比率は17%
日本不動産研究所は全国47都市を対象とする今年1月時点の「賃貸オフィスビルストック調査」の結果をまとめた。全都市のストックは1億5530万㎡(2万386棟)。前年1月の調査では1億5316万㎡(2万239棟)で、棟数は約150棟増え、面積の増加は200万㎡強だった。25年のストックのうち新築は285万㎡(160棟)、26~28年の竣工予定は683万㎡(178棟)で、いずれも東京都心5区の物件が6割を占める。旧耐震基準のビルは17%だった。
ビルのストックをエリア別にみると、三大都市では東京都区部が8615万㎡(1万1306棟)と床面積ベースで全都市の55%。大阪市は2124万㎡(シェア14%)、名古屋市は811万㎡(5%)と、全体の7割強が三大都市に集中している。東京都心5区は6467万㎡と東京都区部全体の75%だ。
三大都市を除く主要都市のストックは横浜市が777万㎡と最も多く、次点以下は福岡市(543万㎡)、札幌市が406万㎡など。25年の新築オフィスは大阪市が23万㎡、横浜市が18万㎡、福岡市が13万㎡などとなっている。
旧耐震基準(1981年以前)で建てられたビルのストックは全都市で2563万㎡。全体の17%が旧耐震物件だ。都市別の旧耐震比率(面積ベース)は大阪・福岡の両市が23%と最も高く、札幌市が22%、京都市が21%などと続く。築40年を超えるビルは札幌市(31%)、福岡市(28%)、仙台・大阪両市(27%)などに多い。他方、旧耐震の比率が低いのは横浜市(7%)、さいたま市(8%)、千葉市(10%)など。みなとみらいや新都心など近年開発されたビルが多いことが影響している。
(提供:日刊不動産経済通信)
