23区の築浅マンションは2・5%が流通

2026年02月25日

―カンテイ、主要5都市の転売動向を調査

 東京カンテイは、新築マンションの短期転売に関する調査結果をまとめた。全国主要5都市における築5年以内の中古マンションの流通発生率と戸当たり価格を調査した。調査は、コロナ禍前の18年から25年の8年間に、東京23区、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市を対象に実施。25年の「流通発生率」は、東京23区が2・49%、大阪市が2・48%などで、札幌市の4・07%以外は2%台。新築分譲時の価格を100とした「中古マンション価格比」は、東京23区が158・1、大阪市が151・2で、23年までの110~120台と比べて顕著に上昇した。

 東京23区では25年に、千代田区や中央区など都心を中心に流通発生率3%以上が増え、中古マンション価格も中央区や港区で新築分譲時の2倍ほどで売り出された。同社上席主任研究員の髙橋雅之氏は「高い資産性から投資対象の側面が強まり、港区の『WORLD TOWER RESIDENCE』や『白金ザ・スカイ』などは10%以上の流通発生率となった」と話す。髙橋氏は「24年以降に築浅物件の価格は吊り上がり、中古マンション市場全体も連動した」とみている。

 大阪市の動きをみると、北区や中央区、西区で25年は流通発生率が4・5%を上回った。新築分譲時と比べた25年の中古マンション価格比は北区が188・0、中央区が162・7にそれぞれ上昇。福岡市の25年の流通発生率は東区の3・48%、中央区の3・86%が高水準で、両区の価格比は120台だった。札幌市の流通発生率は北区の9・76%などが引っ張り、市全体でも高かった。名古屋市の中古流通発生率は2%台、中古マンション価格比は110にとどかない水準だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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