25年の投資市場、過去最大の6・5兆円

2026年02月04日

―CBRE、26年も企業保有物件に注目

 シービーアールイー(CBRE)は2日、25年第4四半期(10~12月期、4Q)に投資額10億円以上を対象とした国内事業用不動産の投資動向をまとめた。投資額は1兆5960億円(前年同期比5%増)で、投資主体別の内訳はJリートが3990億円(159%増)、その他国内投資家が5650億円(13%減)、海外投資家が6310億円(11%減)だった。また、25年通年の投資額は6・5兆円で前年比は31%増と、05年以降の調査で過去最大だった。

 アセット別ではオフィスの投資額が4760億円(2%増)と3割近くを占めて最大だった。日産自動車の横浜本社ビル(970億円)や雪印メグミルクの四谷本社ビル(236億円)といった事業会社による本社売却で投資額を重ねた。続いて、物流施設の4110億円(70%増)、商業施設と住宅も2000億円を上回り、ホテルは過去最高だった前年同期の反動減で1540億円(67%減)。調査では、26年も事業会社保有の不動産の注目度が高いとみている。

 Jリートは、25年4Qに前年同期より取得額が大きく増えた一方で売却額は半減したため、2855億円の大きな買い越しだった。増資を通じた取得や大型の資産入替を実施。複数の大型ショッピングセンターの取引に加えて、オフィスも100億円を上回る取引があり、積水ハウス・リートの資産入替に伴う7物件・300億円の取得などがあった住宅も約700億円と前年同期から3・5倍の大幅増加。物流施設とホテルは堅調に600億円台の取引額だった。Jリートの25年通年の取得額は1・18兆円、売却額は0・86兆円。投資口価格の上昇を背景に公募増資が増え、26年1月にも複数の増資が発表されている。

(提供:日刊不動産経済通信)

最新のニュース