築10年の中古M価格は首都圏で1・5倍

2025年10月31日

―カンテイ、東京都心4駅が3倍上回る

 東京カンテイは30日、24年時点で築10年の中古マンションについて中古流通時と新築分譲時の価格を比較するリセールバリューを算出した。首都圏404駅を対象とするリセールバリューの平均値は、新築分譲時価格の148・8%だった。駅ごとのリセールバリューでは「東京メトロ千代田線・新御茶ノ水」が336・0%と最高値。平均坪単価は、新築分譲時で414・3万円、中古流通時が1392・0万円だった。

 新御茶ノ水駅に加えて、リセールバリューが3倍を上回る駅は「東京メトロ南北線・六本木一丁目」の332・0%、「東京メトロ半蔵門線・半蔵門」の317・8%、「都営地下鉄大江戸線・赤羽橋」の305・9%だった。上位30駅は東京・港区を中心にJR山手線の南側エリアの高級住宅地が多く入る。昨今では居住目的に限らず国内外の投資家・法人からの旺盛なニーズが追い風となり、新築時の数倍以上の価格での取引事例が増えてきているという。

 物件別のリセールバリューでは、「駅徒歩時間」との強い関連性がみられた。たとえば千代田区のリセールバリューの上位5物件は、駅徒歩時間が「5分以内」は4物件、「6~10分」が1物件だった。また、渋谷区は、5物件ともに徒歩10分以内だったが、中低層で小規模レジデンスが多いという特有の傾向があった。最高階が「30階以上」の超高層や戸数規模「500戸以上」といった条件より「駅徒歩時間」が短い物件の方が、リセールバリューは高まる傾向だった。

 なお、東京カンテイのデータを基に、本紙が調べたところ、リセールバリューが最も高かった物件は「パークコート千代田富士見ザ タワー(東京・千代田区、飯田橋駅から徒歩3分)」で、353・7%だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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