中古M、東京23区の価格上昇さらに加速

2025年09月30日

―アットH、首都圏3エリアで過去最高

 アットホームは29日、首都圏における8月の住宅売り出し価格の動向を公表した。戸当たり平均価格は、中古マンションが4749万円(前年同月比21・3%増)だった。中でも、東京23区の7349万円(35・0%増)は価格、前年同月比の上昇率ともに調査を開始した17年以降の最高を更新し、価格上昇が加速した。加えて、都下の3374万円(5・6%増)、千葉県で西部を除いた千葉県他も2143万円(3・3%増)も、調査での最高価格を更新した。3エリアは、前月比でも1%以上の上昇がみられた。

 中古マンションで過去最高の価格を記録した3エリア以外の5エリアは、横浜市・川崎市の3620万円(6・7%増)、さいたま市の3404万円(4・4%増)など前年同月比が上昇した一方、前月比では下落傾向だった。アットホームラボの磐前淳子執行役員は「東京23区の価格上昇は異常にすら思える強さ。平均は、都心6区で1億3000万円近くの一方、目黒区や品川区、中野区など城南・城西6区で6500万円弱」と一部エリアの過熱が平均価格を強く押し上げる市況とみている。事業者からの声として磐前氏は「セールストークで『賃料並みの価格で購入できる』といった話が難しくなったようだ」と語った。

 新築戸建ては、首都圏の戸当たり平均価格が4826万円(5・9%増)だった。東京23区の7604万円(8・8%増)や横浜市・川崎市の5450万円(4・1%増)をはじめ6エリアで前年同月を上回り、前月比も上昇した。横浜市・川崎市を除く神奈川県他と千葉県他のみ前年同月の価格を上回ったが、前月比は下落傾向。磐前氏は「省エネ設備の導入などを含んで価格上昇がみられた」と話す。

(提供:日刊不動産経済通信)

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