首都圏の中古戸建て、東京23区は最高額

2025年09月10日

―アットH、25年上期の売り出し物件調査

 アットホームは9日、25年上期(1~6月)の首都圏における中古戸建ての価格動向を公表した。1都3県の売り出し価格は中央値で、2999万円(前年同期比2・6%減)だった。24年下期と比べて横ばい。アットホームラボの磐前淳子執行役員は「首都圏8エリアで価格は上昇したが、価格の高い東京23区より他のエリアの割合が多く、首都圏全体では価格が下落した」と話す。東京23区は6280万円(4・8%増)で、調査を始めた17年上期以降の最高額だった。

 東京23区に加えて、横浜市・川崎市の4280万円(1・9%増)、さいたま市の3480万円(増減なし)、千葉県西部の2980万円(増減なし)は17年以降の最高額だった。東京23区は、中央値で6280万円だったが、高額の値付けを行う事例は多く、「2億円以上」「1・5億~2億円」は、ともに5%を上回る物件数だった。一方で、東京23区の最多物件数だった価格帯は「4000万円台」。東京都下で最多だった「3000万円台」とも大きな差がない。磐前氏は「エリアごとの土地価格の差に加えて、注文住宅として建築されたなど物件ごとのスペックが大きく異なる場合があり、東京23区というエリアの価格の分布は他と比較して格段に広い」と指摘する。

 また、東京23区は、3階建て住宅の割合が41・2%と、都下の5・7%などと比べて大きく割合に差が出た。土地価格が高く、広い敷地を入手することが難しいエリアでは、3階建てで居住空間を確保しようとする場合が少なくないようだ。東京23区のうち13区で、3階建ての割合は売り出し物件の50%以上を占めたという。千代田区や港区は90%を上回った模様だ。

(提供:日刊不動産経済通信)

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