東京23区の中古M、前年比35%価格上昇
2025年08月29日
―アットH、都心はじめ活発な取引続く
アットホームは28日、7月の住宅売り出し価格の動向を公表した。首都圏における戸当たり平均価格で、中古マンションは4712万円(前年同月比21・7%増)だった。東京23区の7189万円(34・9%増)をはじめ、1都3県の8エリアすべてで前年同月を上回った。アットホームラボ執行役員の磐前淳子氏は「23区は都心を中心に取引が活発で、新規物件の売り出し事例も多く、在庫件数は今年に入って増えてきている」と最近の傾向を分析する。首都圏全域でみると、価格上昇の勢いが目立つ23区を除くと、市況は概ね堅調な動きが続いている模様だ。
中古マンションで、東京23区は17年以降の調査における最高額を12カ月連続で更新した。磐前氏は「売買が活発な都心ではなく、世田谷区など城南エリアで購入して比較的長く居住したいという意向の消費者もみられる」と話す。神奈川県では、横浜市・川崎市が3654万円(7・9%増)と上昇。2市を除いた神奈川県他も2741万円(5・0%増)と前年より上昇したが、前月の2743万円からはわずか0・1%ではあるものの下落となった。埼玉県で、さいたま市の3436万円(5・0%増)も前年比は上昇し、前月の3447万円より0・3%の下落だった。
新築戸建ては、首都圏の戸当たり平均価格が4807万円(5・8%増)だった。東京23区の7504万円(8・5%増)を筆頭に、前年同月比は8エリアすべてで上昇した。ただ、23区は前月の7600万円から1・3%の下落となるなど、前月比の上昇は5エリアにとどまった。エリアによっては上昇が続く傾向に一服感が出た可能性があるようだ。
(提供:日刊不動産経済通信)