中古M、首都圏全域で前月より価格上昇

2025年07月29日

―アットH、23区の勢いが他エリア牽引

 アットホームは28日、6月の住宅売り出し価格の動向を公表した。戸当たり平均価格で、首都圏の中古マンションは4659万円(前年同月比19・6%増)だった。東京23区は7060万円(32・5%増)に上昇し、17年に始めた調査で初めて7000万円台に達した。加えて、1都3県の全8エリアで、前年の価格を3カ月連続で上回った。前月比でみても、22年12月以来30カ月ぶりに全8エリアが上昇となった。

 アットホームラボの磐前淳子執行役員は「東京23区は首都圏の価格上昇を引っ張り、23区の価格は高すぎる層のニーズは、地元では高めの価格でも都下や3県で購入につながる事例がある」と話す。23区が首都圏の中古マンション価格を強く引っ張るほか、23区以外では神奈川県で横浜市・川崎市の3642万円(6・8%増)や東京都下の3322万円(3・9%増)などが堅調に上昇。千葉県では、西部を除く千葉県他が2071万円(0・4%増)とほぼ横ばい。

 新築戸建ては、戸当たり平均価格が4814万円(5・7%増)だった。東京23区は7600万円(10・3%増)と2ケタ増。都下の4957万円(4・0%増)や横浜市・川崎市の5397万円(3・1%増)、両市を除く神奈川県他の4310万円(6・2%増)、千葉県他の3462万円(8・6%増)の4エリアは調査の最高価格だった。

 また、4~6月期の首都圏以外の全国主要エリアにおける調査をみると、中古マンションで札幌市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市の5エリアは、17年以降の調査での最高額を更新した。新築戸建ては、北海道、宮城県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県の7エリアで最高額を塗り替えた。

(提供:日刊不動産経済通信)

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