首都圏全域で中古M価格が前年を上回る

2025年06月26日

―アットH、東京23区の上昇率は3割超に

 アットホームは25日、5月の住宅の売り出し価格動向を公表した。戸当たり平均価格で、首都圏の中古マンションは4544万円(前年同月比17・3%増)だった。1都3県の全8エリアで21カ月ぶりに価格が前年超えだった。新築戸建ても4792万円(5・3%増)で、全8エリアの価格は2カ月連続で前年比が上昇。アットホームラボの磐前淳子執行役員は「東京都心での強い上昇に加えて、下落していたさいたま市も上昇し、郊外まで全体的に上昇した」と分析する。

 中古マンションのエリアごとの動向は、東京23区が6865万円(30・6%増)と前年を大きく上回り、上昇率、価格ともに17年からの調査における過去最高を更新した。磐前氏は「東京23区でも港区は前年比が6割ほど上昇した。都心周辺の江東区も40%台の上昇だった」と話す。東京都下の3292万円(2・0%増)、神奈川県で横浜市・川崎市の3618万円(6・7%増)、両市を除いた神奈川県他の2732万円(2・9%増)と4エリアはいずれも過去最高だった。埼玉県のさいたま市は3384万円(3・5%増)と、17カ月ぶりに上昇へ転じた。

 新築戸建ては、東京23区が7549万円(10・5%増)だったが、前月比1・4%下落。東京都下は4945万円(3・8%増)。また、千葉県西部の4426万円(6・2%増)、西部を除く千葉県他の3441万円(7・8%増)、神奈川県他の4297万円(5・5%増)は5%を上回る上昇幅となった。

 磐前氏は「都心の中古マンションを中心とした売買は、強気の値付けでも順調という声が多い。3億円以上の物件では、購入反響で外国人の割合が多い模様だ」と最近の取引動向を語った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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