全国12都市でマンション賃料は上昇傾向

2025年06月25日

―アットHとSMTRI、25年1Q調査

 アットホームと三井住友トラスト基礎研究所(SMTRI)は共同で、25年第1四半期(1~3月、1Q)の「マンション賃料インデックス」をまとめた。09年1Qを100とした連鎖型総合の賃料指数は全国の主要12エリアすべてで前年同期と比べて上昇した。名古屋と京都を除く全国の各都市では、指数で3㌽を上回る強い伸びだった。東京23区は126・36㌽(前年同期比6・75㌽増)に上昇した。

 引っ越しシーズンで各都市の人口流入による賃貸需要が旺盛だったため、新規募集賃料も契約更新後の賃料も引き上げる動きが活発だったという。東京23区でタイプ別の動向をみると、シングル(18~30㎡未満)が123・91㌽(6・85㌽増)、コンパクトタイプ(30~60㎡未満)は128・70㌽(6・51㌽増)、ファミリータイプ(60~100㎡未満)で131・36㌽(7・47㌽増)といずれのタイプも賃料指数が上昇した。調査では、新社会人や学生による若年層の需要増加でシングルタイプの需給がひっ迫し、供給が限定的なファミリータイプは持家取得が難しいために需要が増加していると分析する。

 首都圏全体では総合の賃料指数でみて、東京都下の116・12㌽(5・27㌽増)、横浜・川崎市の120・56㌽(6・00㌽増)、埼玉東南部の118・46㌽(4・77㌽増)は4~6㌽の上昇。千葉西部は123・34㌽(8・73㌽増)と8㌽超の上昇幅だった。

 全国の賃料指数は、大阪市が総合で138・34㌽(8・24㌽増)と東京23区を上回る上昇幅だった。特にファミリータイプは、需給のひっ迫と分譲マンションの価格高止まりが影響して151・45㌽(13・41㌽)へと大きく上昇した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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