東京23区の中古M、初の平均1億円台に

2025年06月24日

―カンテイ5月調査、首都圏平均を牽引

 東京カンテイは23日、5月の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)の調査結果を公表した。戸当たり平均価格は、首都圏で5679万円(前年同月比22・7%増)まで前年より大きく上昇した。特に、東京23区は1億88万円(36・6%増)と調査で初の1億円台に達する上昇だった。都心6区も1億6341万円(37・0%増)まで上昇が持続した。髙橋雅之・上席主任研究員は「都心部だけでなく、その外周部も含めて上昇した」と解説する。

 都県別にみると、東京都は8599万円(32・7%増)で、4月に続いて前年比が3割以上の大きな上昇幅だった。3県は、神奈川県が3936万円(9・3%増)に加えて、埼玉県の2960万円(2・9%増)と千葉県の2791万円(2・8%増)も上昇傾向だった。前月と比べたところ、東京都は3・5%増と強含み、神奈川県と千葉県は堅調な上昇推移。埼玉県のみ前月と同額の横ばいだった。髙橋氏は「水面下の動向では、ここ最近は都心でも在庫物件の件数や、価格改定物件の割合が増えている。売り出し価格の上昇に対するマーケットの反応に注視が必要」とみている。主要都市では、横浜市が4303万円(14・7%増)と2ケタ増だった一方で、千葉市は2562万円(0・8%減)の前年割れだった。

 近畿圏の戸当たり平均価格は3070万円(8・0%増)だった。前年を上回ったが、前月比では1・0%の価格下落。調査では大阪エリアの事例の割合が減少した影響としている。大阪エリアでは、大阪府は3513万円(14・2%増)、大阪市は4982万円(24・8%増)など強い上昇が続いている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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