首都圏の中古M、多くのエリアで高額化
2025年05月29日
―アットH、23区と横浜・川崎は最高額
アットホームは28日、4月の住宅売り出し価格の動向を公表した。戸当たり平均価格は、首都圏の中古マンションが4451万円(前年同月比14・9%増)だった。17年の調査開始からの最高額と、過去最高となる前年同月比の上昇率を記録した東京23区は6692万円(28・3%増)と突出したが、横浜市・川崎市で過去最高額となる3595万円(6・1%増)を含めて、1都3県8エリア中6エリアが前年を上回り、多くの地域で価格は上昇基調だった。
中古マンションをエリア別にみると、東京都下で3282万円(2・4%増)、千葉県西部の2855万円(2・4%増)の上昇などに加えて、さいたま市を除いた埼玉県他も2492万円(0・5%増)と、20カ月ぶりに前年より上昇に転じた。アットホームラボ執行役員の磐前淳子氏は「4月は、東京都心に限らず幅広いエリアで上昇した。動きが活発だった富裕層に慎重さがみられるといった声もあるが、まだ堅調な市況が変わるような感触はない」と話す。さいたま市の3299万円(1・2%減)は16カ月連続、千葉県西部を除く千葉県他の2015万円(3・0%減)は5カ月連続で、それぞれ前年割れだった。
新築戸建ての戸当たり平均価格は、首都圏で4774万円(5・1%増)だった。24カ月ぶりに全8エリアで前年同月比、前月比がともに上昇した。特に、東京23区は7655万円(11・5%増)と強い上昇の勢いがみられた。また、さいたま市の4413万円(0・4%増)と19カ月ぶりに前年比が上昇へ転換した。磐前氏は「市況というより、用地などコストが影響した価格上昇傾向の模様」と捉えている。
(提供:日刊不動産経済通信)