首都圏の中古M価格、分譲時の1・5倍
2025年05月08日
―カンテイ、372駅の築10年物件が対象
東京カンテイは7日、24年時点で鉄道駅ごとに、築10年の中古マンションの流通価格と新築分譲時の価格を比較したリセールバリューをまとめた。首都圏では、「半蔵門」のリセールバリューが337・9%で最高だった。平均坪単価は新築分譲時の483・1万円から中古流通時は1632・6万円に上昇。算出対象の14年前後の新築物件には現在よりも割安感があり、東京都心部や駅近立地を中心に首都圏全域で中古物件の価格が大幅上昇した影響が出たとみている。
算出対象は首都圏の372駅で、リセールバリューの平均は147・8%だった。新築時の価格と比べて中古流通価格が「150%以上」に達した駅は、JR山手線など都心部中心に127駅(算出対象の34・1%)。郊外ターミナルの「横浜」や「大宮」の周辺も150%以上の駅が増えた。「100%以上150%未満」は、236駅(63・4%)だった。新築時より中古価格が下落した駅は「90%以上100%未満」の8駅(2・2%)、「80%以上90%未満」の1駅(0・3%)で、下落幅は2割未満にとどまった。
リセールバリューが首位の「半蔵門」で算出対象の物件は、千代田区番町アドレスかつ大手デベロッパーによる駅近の大規模物件で中古流通時の人気も高い。2位は「六本木一丁目」の325・4%で中古価格は坪1534・7万円、3位は「新御茶ノ水」も322・5%で中古価格も坪1370・0万円。富裕層や投資家が注目する港区や千代田区の駅が多く上位だった。再開発が進む渋谷区の駅も上位にある一方、この10年間で東京五輪関連の再開発が行われた「国立競技場」は202・6%で中古価格が坪769・0万円と、今年は29位となり、昨年の16位から順位を下げた。
(提供:日刊不動産経済通信)