中古Mは東京都心で価格上昇の勢い続く

2025年03月31日

―アットH、埼玉・千葉の両県は前年割れ

 アットホームは27日、2月の首都圏における住宅売り出し価格の動向を公表した。中古マンションの戸当たり平均価格は4281万円(前年同月比10・1%増)だった。突出して上昇する東京23区の6290万円(21・4%増)が強く牽引する市況で、アットホームラボ執行役員の磐前淳子氏は「23区は前月比で2%と上昇の勢いが続くが、都心6区に限ると3%台の伸びで更に勢いがある」と話す。

 中古マンションの価格はエリア別で、東京都下は3289万円(2・3%増)、神奈川県の横浜市・川崎市は3516万円(4・1%増)、横浜市・川崎市を除いた神奈川県他は2723万円(4・4%増)で前年より上昇した。一方で、埼玉県はさいたま市が3351万円(1・8%減)、さいたま市を除く埼玉県他が2474万円(1・5%減)。千葉県も西部は2806万円(1・0%減)、西部を除いた千葉県他は2061万円(0・8%減)で、両県の4エリアは前年を下回った。磐前氏は「埼玉県、千葉県は東京都から近いエリアの市況は良い。ただ、東京都心でインバウンドによる3億円以上の物件などへの引き合いがあり、他とは異なる様相」とみている。

 新築戸建ての戸当たり平均価格は、首都圏で4657万円(3・5%増)だった。中でも、東京23区の7409万円(8・9%増)は首都圏8エリアのうち最も高い上昇率。他のエリアも、都下の4825万円(3・5%増)や横浜市・川崎市の5290万円(2・2%増)など7エリアが前年超え。さいたま市のみ4279万円(0・4%減)で、前年割れが17カ月連続となった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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