24年の全国マンション市場動向・発売戸数は8・6%減の5万9467戸
2025年02月27日
―本社、3年連続減で4年ぶり6万戸割れ
―価格6082万円、単価と共に高値更新
不動産経済研究所は26日、24年の全国マンション市場動向を発表した。昨年1年間の全国における民間分譲マンション供給戸数(首都圏の投資用ワンルームマンション、定期借地権マンション等は含まない)は5万9467戸と、前年の6万5062戸に比べ5595戸(8・6%)の減少となった。3年連続の減少で、4年ぶりに6万戸を下回った。発売総額は約3兆6165億円で、市場規模は前年の約3兆8453億円に比べ6・0%、2288億円縮小している。
圏域別の発売状況をみると、首都圏2万3003戸(前年比14・4%減、全国シェア38・7%)、近畿圏1万5137戸(1・6%減、25・5%)、東海・中京圏6080戸(1・0%減、10・2%)、北海道1362戸(13・5%減、2・3%)、東北地区1952戸(17・9%増、3・3%)、首都圏以外の関東地区1355戸(7・3%減、2・3%)、北陸・山陰地区422戸(31・6%減、0・7%)、中国地区2256戸(20・5%減、3・8%)、四国地区797戸(96・8%増、1・3%)、九州・沖縄地区7103戸(12・4%減、11・9%)と、東北と四国が伸ばしたものの、その他のエリアは軒並み落ち込んだ。
首都圏の供給内訳は、東京都1万316戸(前年比27・2%減)、神奈川県4917戸(17・5%減)、埼玉県3313戸(9・3%増)、千葉県4457戸(20・4%増)と、埼玉県と千葉県が増加した一方、東京都と神奈川県はともに2ケタ減となった。近畿圏は大阪府8800戸(7・4%減)、兵庫県3718戸(39・5%増)、京都府1702戸(4・0%減)、奈良県183戸(61・4%減)、滋賀県609戸(29・1%減)、和歌山県125戸(10・6%増)と、兵庫県と和歌山県が増加している。地方主要都市は札幌市1085戸(29・7%減)、仙台市987戸(9・7%増)、名古屋市4476戸(0・1%増)、広島市807戸(46・5%減)、福岡市2564戸(13・0%減)と、仙台市と名古屋市が伸ばした一方で札幌市、広島市、福岡市は大幅に減少している。
25年の発売は全国で約6・2万戸、24年比で約2500戸、4・3%増の見込み。圏域別では首都圏2・6万戸(24年比13・0%増)、近畿圏1・55万戸(2・4%増)、東海・中京圏0・6万戸(1・3%減)、九州・沖縄地区0・7万戸(1・5%減)など。首都圏と近畿圏が増加に転じる見込みだ。
24年の全国マンションの分譲価格は戸当たり平均価格が6082万円、㎡単価が94・3万円となった。平均価格は前年比172万円、2・9%の上昇、単価も2・3万円、2・5%上昇している。平均価格は8年連続、単価は12年連続の上昇で、どちらも8年連続で最高値を更新している。圏域別では、首都圏は平均価格が3・5%下落の7820万円、単価が4・0%下落の117・7万円で、平均価格は6年ぶり、単価は12年ぶりの下落となった。近畿圏は平均価格が14・8%上昇の5357万円、単価が14・8%上昇の90・7万円で、平均価格は7年連続、単価は12年連続の上昇。地方主要都市の平均価格は、札幌市5145万円(前年比3・3%上昇)、仙台市5890万円(27・2%上昇)、名古屋市4448万円(8・3%上昇)、広島市5372万円(31・8%上昇)、福岡市5598万円(40・1%上昇)と、いずれも上昇している。
(提供:日刊不動産経済通信)
