東京23区の中古M平均価格が初の9千万

2025年02月21日

―カンテイ、都心に続き大阪中心も急伸

 東京カンテイは20日、1月の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)の調査結果を公表した。戸当たり平均価格は首都圏で5184万円(前年同月比10・9%増)だった。東京都で7712万円(20・2%増)と大幅に上昇し、神奈川県も3790万円(5・0%増)だった一方、埼玉県の2924万円(1・4%減)と千葉県の2710万円(0・8%減)は前年割れ。東京都でも23区が9021万円(25・6%増)と伸びを牽引し、東京カンテイが97年から持つデータで最高価格を記録し、初の9000万円台に達した。

 上席主任研究員の髙橋雅之氏は「東京23区で物件の価格改定などの動きからダブつきがなく、売り手側が強気で値付けする市場のようだ。供給の少ない新築物件の代替として中古が選ばれ、政策金利の上昇なども大きな影響とならず、当面は局面が転換しそうな気配がない」と解説する。各都県の中心部は、東京都心6区が1億4767万円(32・6%増)まで上昇したが、さいたま市は3646万円(1・6%減)と前年同月を下回る水準が続いている。髙橋氏は「多様な資金が都心の中古マンションに流入するが、周辺の割安なエリアにまで波及していない」と話す。

 他のエリアをみると、近畿圏は2950万円(3・7%増)だった。大阪府は3305万円(8・4%増)、兵庫県は2454万円(1・1%減)。大阪市が4498万円(16・3%増)で、大阪市中心6区は6940万円(30・1%増)と急激に上昇したが、神戸市は2621万円(0・8%減)だった。中部圏は2276万円(2・0%増)、愛知県は2403万円(1・3%増)、名古屋市は2825万円(2・7%増)と、エリアごとに上昇傾向に大きな差が出た。

(提供:日刊不動産経済通信)

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