24年のマンション市場動向・首都圏、発売は14・4%減の2・3万戸

2025年01月24日

―本社調べ、73年の調査開始以来で最少

 不動産経済研究所は23日、「2024年の首都圏(1都3県)新築分譲マンション市場動向」を発表した。年間総供給戸数は2万3003戸で、前年(2万6873戸)に比べ3870戸、14・4%減少し、3年連続の2万戸台、1973年の調査開始以来最少となった。

 エリア別の供給実績は、都区部8275戸(シェア36・0%)、都下2041戸(8・9%)、神奈川県4917戸(21・4%)、埼玉県3313戸(14・4%)、千葉県4457戸(19・4%)。埼玉県と千葉県が増加した一方、都区部、都下、神奈川県は2ケタ減と落ち込んだ。都区部のシェアは前年の44・3%と比べると8・3㌽のダウン。また、東京都全域では前年比27・2%減の1万316戸となり、シェアは44・8%だった。

 売れ行き面では、初月契約戸数の合計が1万5400戸で月間契約率の平均は66・9%。前年(70・3%)比では3・4㌽ダウンし、4年ぶりに70%を下回った。エリア別では全てのエリアが60%台となっている。また、累積の契約戸数は1万8634戸で累積契約率は81・0%となり、前年(83・7%)を2・7㌽下回っている。

 価格面をみると、平均価格は7820万円で、前年比281万円、3・5%の下落。㎡単価も117・7万円で4・9万円、4・0%の下落となった。平均価格6年ぶり、単価は12年ぶりの下落となった。エリア別では都区部以外のエリアが平均価格、単価ともに上昇し、埼玉県と千葉県はいずれも2ケタの上昇となった。また億ションの発売は3648戸で、前年(4174戸)に比べ526戸、12・6%の減少。最高額は「クラッシィタワー新宿御苑」(東京・新宿区)の20億円だった。

 24年末の在庫は6814戸で、前年末(6283戸)比531戸の増加。年末在庫が増加となるのは2年連続。即日完売は658戸(シェア2・9%)、フラット35登録物件戸数は2万111戸(87・4%)だった。なお、定期借地権付きマンションの24年年間の供給戸数は547戸となっている。

 25年の供給は都区部と神奈川県が増加、首都圏全体では前年比13・0%増の2・6万戸前後と増加に転じる見込みだ。

(提供:日刊不動産経済通信)

最新のニュース