都心ビル賃料が43カ月ぶり2万9千円台

2025年01月16日

 三幸エステートは、全国主要都市における24年12月のオフィスビルの需給動向を公表した。東京都心5区の1フロア面積200坪以上の大規模ビルで、空室率は3・62%(前月比0・09㌽減)、潜在空室率は5・54%(0・19㌽減)だった。共益費込みの募集賃料は、坪当たり2万9186円(271円増)で、21年5月以来43カ月ぶりに2万9千円台に達した。

 募集賃料の上昇は、前月比で横ばいまたは上昇が13カ月連続となった。募集面積は48万6697坪と前月から1万8000坪を上回る減少で、20年12月以来4年(48カ月)ぶりに50万坪を割り、エリアによって品薄感もあるという。年間を通じたネット・アブソープション(吸収需要)は20万坪に近く、空室率は24年を通じて1㌽以上の低下傾向で、需要と供給の差は14年以来の10万坪を上回る水準だった。今関豊和チーフアナリストは「新築ビルに移転するテナントの二次空室が想定より発生していない」ことも含めて「オフィス需要には力強さがみられる」とみている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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