中古M価格は東京23区で前年比2割上昇

2024年12月24日

―カンテイ、都心6区は1億4千万円台

 東京カンテイは23日、11月の中古マンション売り出し価格(70㎡換算)の調査結果を公表した。戸当たり平均価格は首都圏で4968万円(前年同月比5・2%増)とほぼ5000万円に達した。強含みが続く東京都の事例が増えたことが影響しているという。価格は、東京都全体でみると7339万円(14・5%増)、東京23区が8531万円(19・5%増)、都心6区に限ると1億4128万円(29・7%増)と前年から大きな価格上昇がみられた。

 主任研究員の髙橋雅之氏は「今年の春先からの価格上昇は実需と異なる論理だ。日本の不動産に安定性があり、為替や株の影響からインバウンドにとって都心でも割安感が出るため、国内富裕層を含めて関心が都心に集中した」と語った。首都圏では、東京都以外も神奈川県の3670万円(0・4%増)と、千葉県の2717万円(0・5%増)も若干の上昇だった。埼玉県は2901万円(3・0%減)で前年を下回ったが、前月の2886万円からはわずかに上昇した。

 各都県の詳細は、東京で都心6区を除いて城南・城西6区が7633万円(10・4%増)、城北・城東11区は5868万円(10・3%増)とそれぞれ2ケタ増。3県の中心部と比べると、最も上昇した千葉市の2600万円(5・2%増)を上回る上昇幅だった。髙橋氏は「来年、円安が進めば都心の価格が更に上昇する可能性がある」と見通しを話す。

 首都圏以外では、近畿圏が2840万円(0・4%減)、中部圏も2189万円(2・4%減)と前年割れ。近畿圏は、大阪市で4220万円(9・6%増)、特に大阪市中心6区が6399万円(21・6%増)と大きな上昇となった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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