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東急不、インドネシアで「ブランズ」着工

2015年09月03日

―3千戸分譲、SAも展開・賃貸事業視野

 東急不動産によるインドネシアにおける事業が大きく進展している。現在、計6プロジェクトを進行・運営中。11日にはジャカルタ郊外で分譲マンション8棟約3000戸を4期に分けて分譲する「BSDプロジェクト」の着工式を行うなど、続々と開発を進める。

 同社は75年に地元企業との共同事業で戸建て2団地1000戸を手掛けたのを皮切りに、同国で戸建住宅計約4500戸を供給してきた。地元企業との太いパイプや、許認可・商慣習などに明るいのが強み。従来は郊外部での戸建が中心だったが、11年に初の都市型事業となるコンドミニアム「スティアブディ・スカイガーデンプロジェクト(SSG)」に参画すると、12年には現地法人を設立。サービスアパートメント(SA)などを加え、都市型事業を加速している。

 現在進行・運営中の6プロジェクトのうち、開発推進中は、同社単独事業となる分譲マンション「シマトパン」(27階建て、382戸)と、三菱商事と共同事業の「BSD」(31~34階・8棟約3000戸)、ブカシでの戸建住宅団地353棟―の3件。分譲マンションについては、日本国内と同じ「ブランズ」ブランドで展開する。総事業費は、シマトパンが90億円、BSDは350億円。BSDは、プロジェクト発表後の反響が3000件超。価格帯は約1000万~3000万円台。8月より販売を開始、投資、実需ニーズともに引き合いがある。一方、ジャカルタから約30㎞の工業団地で開業する13階建て180室のSAは、他社との共同事業だが、邦人利用も多く第2弾も計画する。ほかにビジネス中心地区でも計画中。

 同社は14~16年度で北米・アジアで550億円を投資する計画。うち7~8割が北米となるが、将来的にはアジアにおける基盤がさらに安定すれば賃貸事業の展開も視野に入れる。

(提供:日刊不動産経済通信)

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