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マーケットレポート2026, 08

2026年8月16日時点公表分
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路線価・地価公示・基準地価の違いとは?

国税庁が7月1日に公表した全国の路線価は、標準宅地の平均で前年比プラス2.9%と5年連続の上昇となりました。 ところで、不動産に関する公的な地価指標には「地価公示」や「基準地価」もあります。 これらは何が違うのでしょうか。また、それぞれの地価は同じように動いているのでしょうか。

目次
3つの公的地価指標とは?
3つの地価指標の推移の比較
まとめ

3つの公的地価指標とは?

まずは、それぞれの指標の特徴を整理してみましょう。

地価公示・路線価・基準地価について
地価公示・路線価・基準地価について

同じ「地価」といっても、それぞれ目的や調査時期、対象エリアなどが異なります。

3つの地価指標の推移の比較

では、全国平均の変動率(全用途)を比較してみます。

地価公示・路線価・基準地価の変動率推移(全国)
地価公示・路線価・基準地価の変動率推移(全国)
(注:26年の基準地価は9月に公表されます)

グラフを見ると、2020年以降の動きには共通した傾向が見られます。コロナ禍では地価の伸びが鈍化したものの、2022年以降は回復基調となり、2024年以降は上昇率がさらに高まっています。 また、比較してみると、地価公示と路線価はほぼ同じ動きをしていることが分かります。例えば2025年はどちらも2.7%、2026年も地価公示2.8%に対し路線価2.9%と、その差はわずかです。 一方で、基準地価は他の2つよりも上昇率がやや低くなっています。

例えば2025年は、地価公示2.7%、路線価2.7%に対し、基準地価は1.5%となっています。これは、「基準地価だけ地価が低い」という意味ではありません。 地価公示・路線価は1月1日時点、基準地価は7月1日時点の価格を調査しているため、評価時点が異なります。また、調査主体が異なり調査地点も異なるため、数値を単純に比較することはできません。 ただし、こうして時系列で並べてみると、3つの指標はいずれも「コロナ禍で伸びが鈍化し、その後回復、さらに2024年以降は上昇が加速する」という大きな流れは共通しています。

単年度だけを見ると、「今年は何%上がった」という事で終わってしまいますが、数年単位で比較することで、日本の地価がコロナ禍からの回復局面を経て、本格的な上昇局面へ移行していることが見えてきます。 つまり、公的地価はそれぞれ役割や調査方法こそ異なりますが、中長期のトレンドを把握するという点では、互いに補完し合う指標として活用できると言えるでしょう。

地価公示・路線価・基準地価の変動率推移(全国)

まとめ

3つの公的地価指標は、それぞれ目的や調査時期が異なるため、数値だけを単純に比較することはできません。 一方で、時系列で推移を追うと、コロナ禍での鈍化、その後の回復、そして近年の上昇加速という共通した流れが見えてきます。
ニュースでは「路線価が上がった」「地価公示が過去最高」といった単年の話題が注目されがちですが、市場の変化を正しく理解するためには、複数の地価指標を長期的な視点で見比べることが重要です。

ご留意事項
不動産投資はリスク(不確実性)を含む商品であり、投資元本が保証されているものではなく、元本を上回る損失が発生する可能性がございます。
本マーケットレポート に掲載されている指標(例:利回り、賃料、不動産価格、REIT指数、金利など)は、
不動産市場や金融市場の影響を受ける変動リスクを含むものであり、これらの変動が原因で損失が生じる恐れがあります。
投資をする際はお客様ご自身でご判断ください。当社は一切の責任を負いません。
本マーケットレポートに掲載されている情報は、2026年6月16日時点公表分です。
各指標は今後更新される予定があります。
本マーケットレポートに掲載した記事の無断複製・無断転載を禁じます。
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