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東急ホームズ、空き家活用支援システム

2016年04月27日

―フルリフォームにローン、賃料保証など

 東急ホームズは、空き家活用を促進するため、戸建賃貸サポートシステム「空家活用計画」のサービス提供を開始した。空き家の有効活用について同社が窓口となり、賃貸向けフルリフォームに加え、賃料保証やローンが一体となった解決策を提案する。

 同社は、戸建住宅を大掛かりにリフォームする住まい再生事業を「暮らしアップGREEN」のブランド名で一般向けに展開。同事業の相談会や現場案内会の来訪者から空き家活用の引き合いが増えてきたため、リフォームを含めた戸建賃貸のサポートシステム構築に乗り出した。システムの対象エリアは東京都、神奈川県のほか、千葉県と埼玉県の一部。相続や住み替えで複数の戸建住宅を持つことになった所有者へ提案力を高めていく。具体的には、①床面積に応じた定価制で耐震補強を施し、内外装を一新するフルリフォームパック②最長20年のサブリースでの賃料保証と物件管理③無担保・固定金利の空き家リフォームローン―の3点をパッケージとする。サブリースは、戸建賃貸で実績が豊富な(株)ロイヤルエンタープライズと提携。サブリースの前提となる賃貸市場調査を踏まえ、賃貸に最適な間取りなどをリフォームで実現する。ただ、オーナーの意向によってはサブリースを行わない。

 活用事例としては、1棟を区切って貸すことや、二世帯住宅リフォームの実績を活かし、一時的に賃貸住宅とし、将来は二世帯住宅とすることも可能。さらに、空き家を売却する場合は東急リバブルの流通ネットワークを活用。一般社団法人移住・住みかえ支援機構のマイホーム借上げ制度も利用する。

(提供:日刊不動産経済通信)

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