第10回　「管理」で変わるマンションの価値-4

IV.管理会社とは

マンションの所有者が「管理費」や「修繕積立金」を支払い、
管理会社に管理代行やサポートを行ってもらうマンションも多くあります。

管理会社の主な役割は、建物の維持管理、修繕の企画や実施、管理員業務、清掃業務、設備管理業務など多岐にわたります。
管理会社は多くのマンションで蓄積されたノウハウを活かし、管理組合をサポートをしてくれます。

例えば、いざ大規模修繕をしようとした時、計画的に修繕積立金が積み立てられていないために、充分な修繕が行えなかったり、追加負担金が発生したりというケースを耳にすることがあります。
このような事態を避けるために、管理会社が管理組合に対し計画的な修繕の提案をします。

多くのマンションでは管理会社に管理を委託をしていますが、最近では管理組合で管理委託契約を見直し、管理会社を変更するといったケースも見られます。

また、管理組合と管理会社との間に入りサポートを行う団体も多く、「財団法人マンション管理センター」といった公益法人もありますので、何か疑問が生じたらこうした機関に相談するのもよいでしょう。