小島 拓也

設計職から
2008年中途入社

ソリューション事業本部
グループマネージャー

約80億円の大仕事は
いかにして成し得たか。

ソリューション事業本部で歴史に残る大型物件の成約。
その裏には、過去の経験を総動員しながら
問題解決に向き合い続けた社員の姿がありました。

設計士を志し続けるも、
東急リバブルとの出会いが思いを変えた。

私は大学で建築を学び、設計職を志望していたのですが、新卒で就職した住宅メーカーでは営業として配属。優秀な成績を残し新人賞を受賞できたのですが、やはり私としては設計の仕事がしたかったため、3年後に別の住宅メーカーに転職して住宅の設計に携わるようになりました。念願の設計職は楽しく、やりがいもあったのですが、やがて所属していた部署がなくなってしまい、再び転職を検討することに。しかし当時は業界全般で設計職のニーズが少なく、あったとしても面白みを感じられない設計ばかり。
そんな中で東急リバブルを知ったのですが、さまざまな部署があり、建築を理解している人を必要としているという話も知り、興味を持ちました。設計は建物を建てるのがゴールですが、建てた後にどのように使われるのかにはあまり関与できません。しかし建物の本来の価値とは、建てた後にこそあるはず。そこで当社への入社を決意しました。

ファンド会社との初取引で
問題解決の提案を高く評価される。

入社時点で不動産仲介の知識はゼロだったので、まず準備期間として少額帯の物件を扱う部署に配属され、不動産仲介の基礎を学びました。そして、入社7年目から現在のソリューション事業本部で、収益用不動産に携わるようになりました。
ソリューション事業本部に配属されて1、2年目の頃、私は不動産投資を行っているファンド会社のお客様から、初契約で約8億円の物件を購入していただきました。その物件は看板の許可など法的にある問題を抱えた、いわゆる「癖のある」物件だったのですが、私が問題を解決できる仕組みを提案したことで投資価値が上がり、成約に結びつきました。投資対象になりうる利回りが高い物件は、多くが「癖のある」物件であり、障壁をいかにクリアできるかが成約のカギを握ります。お客様からは私の提案を高く評価していただき、その後、ある物件について相談をいただきました。それは約80億円規模にものぼる、超大型のオフィスビルの案件でした。

設計職時代の経験を生かし
約80億円の大型オフィスビルの成約へ。

ソリューション事業本部の歴史の中でも前例がないほど巨大な取引でしたが、やはり非常に「癖のある」物件であり、特に建築に関する遵法性の問題が大きな障壁となって立ちはだかりました。お客様も手をこまねいていたのですが、私が設計職時代に申請書類を作成していた経験から解決の糸口が見えてきました。設計の業務では、役所との調整も重要な作業なのですが、そのときの経験から、「調整次第で解決できる」と確信を持てたのです。
難易度の高い物件だったのですが、お客様と私は一つのチームのように目標に向かって動き、お客様や役所、関係各所とやり取りを繰り返すうちに確信は強まっていきました。私やお客様より、むしろ当社の社内の方が「本当にできるのか」と空気が張り詰めていました。そして約2カ月後、遵法性の問題が無事に解消され、約80億円の物件が成約。社内に激震が走りました。お客様からも「小島さんだから実現できた」という嬉しい言葉をいただくことができました。

過去の多様な経験を生かせるのが
当社のソリューション事業の魅力。

ソリューション事業本部でもなかなかない実績を残すことができましたが、実は私は自分が営業に向いているとは今でも思っていません。ですが、お客様が何を求めているのか、自分の武器が何なのかは常に意識するようにしています。私の武器は設計職としての建築の知識ですが、それが設計部署以外でも有効に生かせると気づけたのは、多種多様な提案ができる東急リバブルのソリューション事業だったからこそだと思います。また、設計職では一つの物件に何ヶ月もかかりっきりになりますが、不動産売買仲介では数多くのさまざまな物件に携われるのが面白く、今では設計よりも面白みのある仕事だと思い始めています。
今後は仲介だけではなく、土地の仕入れから計画、竣工と売却といったアセット事業も経験してみたいと思っています。多様な経験を生かせる一方、幅広い経験・知識を得られるのが東急リバブルの魅力であり、面白みだと感じています。

メッセージ

転職を考えている方は、何かしら悶々とした思いを抱えているのだと思います。一歩を踏み出すのは勇気が必要ですが、転職は新しい経験を得る格好の機会です。東急リバブルは幅広い経験を得られる会社なので、臆することなく挑んで踏み出してほしいと思います。

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