国道 大通り沿い マンション メリット デメリット
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国道・大通り沿いマンションのメリット・デメリットと資産価値への影響

執筆者プロフィール

悠木まちゃ
宅地建物取引士

ライター・編集者。ハウスメーカー勤務時に、新築戸建て住宅のほか、事務所建築や賃貸アパートの営業・設計を経験。
その後、2019年よりフリーライター・編集者として活動を開始。実務経験を活かし、不動産・金融系を中心に執筆から編集まで行う。ブックライターとしても活動するほか、ライター向けオンラインサロンの講師も担当している。

ざっくり要約!

  • 幹線道路沿いのマンションは、バスやタクシーを利用しやすく、夜道が明るいため防犯性が高い点がメリットです。
  • デメリットとしては、車の走行音や緊急車両のサイレンなどの騒音、大型車による振動、排気ガスによる洗濯物の汚れが挙げられます。
  • 購入前には、曜日や時間帯を変えて内見 を行い、窓を開閉して防音性を確認するほか、浴室乾燥機の有無をチェックすることが重要です。

幹線道路沿いのマンションは、交通アクセスの良さや日当たりの良さから、購入を検討する方が多くいます。一方で、車の走行音や排気ガスによる影響が気になり、実際の住み心地について不安を感じている方もいるかもしれません。後悔のない選択をするためには、事前に特徴を正しく把握しておくことが大切です。
この記事では、幹線道路沿いにあるマンションの具体的なメリット・デメリットをはじめ、騒音への対策、内見時に確認したいポイントを解説します。自分に合った快適な住まいを見つけるために、ぜひ参考にしてください。

国道・大通り沿いのマンションのメリット

幹線道路沿いのマンションには、生活の利便性や住環境の面で魅力的な特徴があります。主なメリットは次の3つです。

  • 利便性が高い
  • 人通りが多く安全性が高い
  • 日当たりが良い

利便性が高い

幹線道路沿いの物件は、交通アクセスの良さが大きな魅力です。バス停が近くにあるケースが多く、バスの本数も充実している傾向にあります。また、タクシーも拾いやすいため、急な外出や荷物が多いときにも移動に困りません。

さらに、大通り沿いにはコンビニエンスストアやスーパー、飲食店などの商業施設が立ち並んでいることが多く、日々の買い物が徒歩圏内で完結しやすい環境といえます。車を所有している場合も、主要道路へすぐに出られるため、カーライフを快適に楽しめるでしょう。

人通りが多く安全性が高い

防犯面において安心感があるのも、幹線道路沿いならではの特徴です。大通りは街灯が整備されており、夜間でも明るさが保たれています。

また、車や人の往来が絶えないため、夜遅い時間の帰宅でも人の目があり、ひったくりや痴漢などの犯罪抑止につながる可能性があります。女性の一人歩きや、塾帰りの子どもがいる家庭にとっても、明るく人目のある環境は心強い要素となるでしょう。

日当たりが良い

幹線道路沿いのマンションは、日当たりや風通しが良い傾向にあります。前面道路の幅が広いため、向かい側の建物との距離が十分に確保され、光や風が遮られにくいからです。

また、都市計画法などの規制により、道路幅に応じて建物の高さ制限などが設けられることもありますが、幹線道路のような広い道路に面している場合は、将来的に目の前に高層建築物が建ち、日照が極端に阻害されるリスクは比較的低いと考えられます。開放的な眺望を確保しやすい点もメリットです。

国道・大通り沿いのマンションのデメリット

利便性が高く明るい環境である一方で、幹線道路沿いならではの懸念事項も存在します。購入を検討する際は、以下の3つのデメリットを把握しておきましょう。

  • 騒音が気になりやすい
  • 振動が感じられることも
  • 排ガスによる問題

騒音が気になりやすい

幹線道路沿いでは、自動車の走行音が昼夜を問わず発生します。特に、トラックなどの大型車両が通る際の音や、パトカー・救急車といった緊急車両のサイレン音が気になる可能性があります。

信号機に近い物件の場合、発進時の加速音やブレーキ音がストレスになるケースもあるでしょう。音の感じ方には個人差がありますが、静かな住環境を最優先したい方にとっては、大きなデメリットになり得ます。

振動が感じられることも

大型トラックやバスなどの重量がある車両が通行する際、建物が揺れることがあります。特に、地盤が弱いエリアや、築年数が経過している建物、低層階の部屋などでは、振動を感じやすい傾向にあります。

微細な揺れであっても、積み重なることで不快感につながる場合があるため、現地でどの程度の振動があるかを確認することが大切です。

排ガスによる問題

交通量が多い道路沿いでは、排気ガスや粉塵の影響を受ける可能性があります。特に低層階では、ベランダの手すりや網戸が黒く汚れやすく、洗濯物を外に干すのをためらう場面もあるでしょう。

また、換気のために窓を開けると、室内に排気ガスの臭いやホコリが入ってくることも考えられます。空気清浄機を活用するなどの対策が必要になるかもしれません。

国道・大通り沿いのマンションの騒音・振動対策

国道 大通り沿い マンション 騒音対策

幹線道路沿いのマンションであっても、物件選びや工夫次第で快適に暮らすことは可能です。ここでは、効果的な3つの対策について解説します。

  • 音・揺れに強い地盤・構造を選ぶ
  • 高層階を選ぶ
  • 防音カーテンをつける

音・揺れに強い地盤・構造を選ぶ

物件を選ぶ際は、建物の構造や地盤の強度に着目しましょう。鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)のマンションは、木造や鉄骨造に比べて遮音性が高く、振動にも強い傾向にあります。

また、地盤が強固な土地に建てられている物件は、車両通行による振動が伝わりにくいといえます。ハザードマップや地盤データを参照し、安定した地盤にある物件を選ぶことが対策のひとつです。

高層階を選ぶ

一般的に、道路からの距離が遠くなる高層階のほうが、騒音や排気ガスの影響は軽減されます。地上付近の振動も伝わりにくくなるため、低層階に比べて静かな環境を確保しやすいでしょう。

ただし、周囲に遮るものがない高層階は、音が拡散せずに直接届くこともあり、音が聞こえないわけではありません。音の種類や聞こえ方が変わることを理解しておく必要があります。

防音カーテンをつける

入居後にできる対策として、防音カーテンの設置が有効です。防音カーテンは特殊な織り方やコーティングが施されており、窓から入る騒音を軽減する効果が期待できます。

また、吸音効果のあるカーペットを敷いたり、家具を壁際に配置したりすることで、室内での音の響きを抑えることも可能です。内窓(二重窓)を後付けするリフォームも、遮音性を高めるための選択肢となります。

国道・大通り沿いのマンションの内見チェックポイントと注意点

後悔のない物件選びをするためには、実際に現地で状況を確認することが不可欠です。内見時には、以下のような4つのポイントを見ていきましょう。

【内見時のチェックポイント】

  • 窓を開閉して音をチェック
  • 浴室乾燥機・乾燥機付き洗濯機が置けるスペースの有無
  • 周囲を歩いてみる
  • できれば時間帯や曜日を変えて複数回内見する

窓を開閉して音をチェック

内見時は窓を開閉し、室内の静けさがどの程度変わるかを確認しましょう。窓を開けたときの騒音レベルと、閉めたときの遮音性を比較することで、サッシの防音性能を体感できます。

幹線道路沿いのマンションでは、防音性の高いT-2やT-3等級のサッシが採用されているケースが多く見られます。窓を閉めれば気にならないレベルまで音が軽減されるか、ご自身の感覚で判断することが大切です。

浴室乾燥機・乾燥機付き洗濯機が置けるスペースの有無

排気ガスの影響で外干しが難しい場合に備えて、室内で洗濯物を乾かせる環境が整っているかを確認しましょう。

浴室乾燥機が設置されているか、またはドラム式洗濯乾燥機などの大型家電を置けるスペースが洗面所にあるかは重要なポイントです。室内にホスクリーンなどの物干し設備があるかもあわせて確認しておくと、入居後の生活をイメージしやすくなります。

周囲を歩いてみる

マンションの建物内だけでなく、周辺環境も自分の足で歩いて確認しましょう。最寄りのバス停までの距離や歩道の幅、信号待ちの時間の長さなどは、実際に歩いてみることで利便性を実感できます。

また、近隣に緊急車両の出入りが多い消防署や病院がないか、深夜まで営業している店舗からの音漏れがないかといった点も、住環境に影響する要素です。

できれば時間帯や曜日を変えて複数回内見する

交通量や騒音の状況は、時間帯や曜日によって大きく異なります。平日の通勤ラッシュ時には交通量が多くても、休日は比較的静かな場合や、逆に休日のほうが混雑する場合もあります。

また、昼間は気にならなかった音が、周囲が静かになる夜間には大きく聞こえることもあります。可能であれば、平日と休日、昼と夜など、異なるタイミングで複数回現地を訪れ、状況の変化を確認しておくと安心です。

まとめ

幹線道路沿いのマンションは、交通や買い物の利便性が高く、日当たりや防犯面に優れている点がメリットです。一方で、騒音や振動、排気ガスといったデメリットも存在するため、許容できる範囲かどうかを慎重に見極める必要があります。

物件選びの際は、建物の構造や階数にこだわるほか、二重窓や防音サッシなどの対策が施されているかを確認しましょう。実際に現地を訪れ、窓を開閉して音の聞こえ方を体感することも大切です。

幹線道路沿いのマンション購入を検討している方は、ぜひ東急リバブルにご相談ください。周辺環境や物件の特性を熟知したスタッフが、お客様のライフスタイルに合った最適な住まいをご提案いたします。

この記事のポイント

国道・大通り沿いのマンションのメリットは?

幹線道路沿いのマンションには、生活の利便性や住環境の面で魅力的な特徴があります。主なメリットは「利便性が高い」「人通りが多く安全性が高い」「日当たりが良い」ということです。

詳しくは「国道・大通り沿いのマンションのメリット」をご覧ください。

国道・大通り沿いのマンションのデメリットは?

利便性が高く明るい環境である一方で、幹線道路沿いならではの懸念事項も存在します。購入を検討する際は、「騒音が気になりやすい」「振動が感じられることも」「排ガスによる問題」というデメリットを把握しておきましょう。

詳しくは「国道・大通り沿いのマンションのデメリット」をご覧ください。

国道・大通り沿いのマンションを内見するときにチェックするポイントは?

後悔のない物件選びをするためには、実際に現地で状況を確認することが不可欠です。内見時には、「窓を開閉して音をチェック」「周囲を歩いてみる」のようなポイントを見ておきましょう。

詳しくは「国道・大通り沿いのマンションの内見チェックポイントと注意点」をご覧ください。

ライターからのワンポイントアドバイス

幹線道路沿いのマンションで騒音対策を確認する際、窓の性能に注目されやすいですが、給気口の防音性能も重要なポイントです。近年のマンションには、24時間換気システムのための給気口が壁に設置されています。そのため、窓を閉め切っていても、給気口から外の音が室内に入ってくるケースが少なくありません。
幹線道路沿いの物件では、給気口の中に防音スリーブや防音フィルターなどが設置されている場合があります。不動産会社の担当者に給気口の防音対策について質問することで、入居後の音のトラブルを防ぎやすくなるでしょう。

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