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新築とリフォーム、自分に合っているのはどっち? メリット・デメリット、判断ポイントを解説

執筆者プロフィール

悠木まちゃ
宅地建物取引士

ライター・編集者。ハウスメーカー勤務時に、新築戸建て住宅のほか、事務所建築や賃貸アパートの営業・設計を経験。
その後、2019年よりフリーライター・編集者として活動を開始。実務経験を活かし、不動産・金融系を中心に執筆から編集まで行う。ブックライターとしても活動するほか、ライター向けオンラインサロンの講師も担当している。

ざっくり要約!

  • 新築は最新設備や耐震性を重視する人に、リフォームは予算内で希望の立地や自由な間取りを実現したい人に適しています。
  • 費用の目安は新築が約5,000万円に対し、中古住宅は購入費と工事費を合わせても新築より安く抑えられる傾向があります。
  • どちらか迷う際は、即入居可能で新築同様の内装を備えた「リフォーム済み物件」も選択肢の一つとして検討してみましょう。

マイホーム購入を検討する際、新築を選ぶか、中古物件を購入してリフォームするかで迷う方は多いでしょう。どちらにも魅力的な特徴があり、予算やライフスタイルによって最適な選択は異なります。

この記事では、新築とリフォームそれぞれの平均価格やメリット・デメリットを比較し、自分に合った住まいを選ぶための判断ポイントを解説します。リフォーム済み物件という選択肢についても触れています。理想の暮らしを実現するために、ぜひこの記事を参考に、後悔のない住まい選びを進めてください。

新築と中古+リフォームの「価格」を比較

新築と中古+リフォームのどちらを選ぶか検討する際、まず気になるのが費用の違いです。ここでは、それぞれの平均価格とリフォーム費用の目安について解説します。

  • 新築住宅の平均価格
  • 中古住宅の平均価格
  • リフォーム費用の平均価格

新築住宅の平均価格

住宅金融支援機構の「2024年度 フラット35利用者調査」によると、新築住宅の平均所要資金(購入価格)は、土地付注文住宅で5,007万円(建設費3,512万円、土地取得費1,495万円)、新築マンションで5,592万円です。

調査開始以来、土地付注文住宅の全国平均が5,000万円を超えたのは初めてであり、マンションを含めて価格の上昇傾向が続いています。

新築を購入する場合は、5,000万円以上の予算が必要になるケースもあると考えられ、資金計画がより重要になってきます。希望エリアの相場を把握し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

中古住宅の平均価格

同調査によると、中古住宅の平均所要資金は、中古戸建てで2,573万円、中古マンションで3,032万円となっています。

新築住宅と比較すると、戸建て・マンションともに2,000万円以上の価格差があり、中古住宅のほうが大幅に費用を抑えられます。この差額をリフォーム費用に充てることで、総額を抑えつつ、自分好みの住まいを実現できる可能性があります。

ただし、物件価格は築年数やエリアによって大きく異なります。

リフォーム費用の平均価格

国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」によると、リフォーム資金の平均額は約154万円です。

ただし、この金額は部分的な修繕なども含んだ平均値です。中古住宅を購入してフルリフォーム(リノベーション)を行う場合は、工事内容によって500万~1,000万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

中古物件+リフォームを検討する際は、物件価格だけでなく、希望するリフォーム内容に応じた概算見積もりを取得し、総額で比較検討することが大切です。

新築・中古+リフォームの「メリット・デメリット」を比較

新築 リフォーム メリット デメリット

費用面だけでなく、それぞれの特徴を理解することも、自分に合った住まい選びには欠かせません。新築住宅と、中古住宅を購入してリフォームする場合の主なメリット・デメリットは、次の表のとおりです。

新築住宅中古住宅+リフォーム
メリット・最新の設備や性能が備わっている
・税制優遇や保証が手厚い
・耐震性や断熱性が高い
・新築よりも価格を抑えやすい
・希望のエリアで探しやすい
・間取りや内装を自由に設計できる
デメリット・価格が高額になりやすい
・立地条件が限られる場合がある
・完成まで実物を確認できないことがある
・耐震性や断熱性の確認が必要
・想定外の修繕費がかかる可能性がある
・入居までに時間がかかる

ここからは、新築住宅と中古住宅+リフォーム、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

新築住宅のメリット・デメリット

新築住宅は、誰も住んでいない新しい家に住めることが大きな魅力です。具体的なメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
・最新の設備や機能が標準装備されている
・住宅ローン控除などの税制優遇が手厚い
・10年間の瑕疵担保責任(保証)がある
・維持費(修繕費)が当面かからない
・物件価格が高額になる傾向がある
・人気エリアでは物件数が少ない
・完成前の物件は日当たりや眺望を確認できない
・入居後の資産価値の下落幅が大きい

新築住宅は、最新の耐震基準や省エネ基準を満たしているため、安心して長く住めるという利点があります。また、購入後のメンテナンス費用を当面抑えられる点もメリットといえます。

一方で、価格の高さや立地の選択肢が狭まる点は懸念材料です。特に利便性の高いエリアでは新築の供給が少なく、希望の条件で見つけるのが難しい場合もあります。

中古住宅+リフォームのメリット・デメリット

中古住宅を購入してリフォームする方法は、コストパフォーマンスと自由度の高さが特徴です。メリット・デメリットには、以下のような点が挙げられます。

メリットデメリット
・新築に比べて購入価格を抑えられる
・豊富な物件数から希望エリアで探せる
・ライフスタイルに合わせてカスタマイズできる
・実物を見て日当たりや通風を確認できる
・建物や設備の老朽化による不安がある
・リフォーム費用が予算オーバーになるリスクがある
・リフォーム工事期間中は入居できない
・仲介手数料などの諸費用がかかる

最大のメリットは、立地の選択肢が広く、予算内で理想の空間を実現しやすい点です。既存の建物を活かすため、新築よりもリーズナブルにマイホームを取得できる可能性があります。
しかし、建物の見えない部分に不具合が隠れているリスクもゼロではありません。購入前にインスペクション(住宅診断)を実施するなど、建物の状態を慎重に確認する必要があります。

新築か中古+リフォームか迷ったときの判断ポイント

新築とリフォームのどちらが良いかは、重視する条件やライフスタイルによって異なります。迷ったときの判断基準となるのは、次の4つのポイントです。

  • 選択肢の数
  • 入居までの期間
  • トータルコスト
  • 「リフォーム済み物件」という選択肢も

選択肢の数

希望するエリアで物件が見つからない場合は、選択肢の数に注目してみましょう。

国土交通省などのデータによると、新築住宅の供給数は年々減少傾向にあります。特に駅近などの人気エリアでは、新築用地の確保が難しく、物件が出ても高額になりがちです。

一方、中古住宅は市場に流通している物件数が圧倒的に多く、選択肢が豊富です。立地を最優先する場合や、限定されたエリアで探す場合は、中古住宅も含めて検討することで、希望に合う物件に出会える確率が高まります。

入居までの期間

いつから住み始めたいかという時期も、重要な判断材料です。

完成済みの新築住宅や、現状のまま住める中古住宅であれば、契約から入居までに数ヶ月から1年以上かかることもあります。しかし、注文住宅や未完成の新築マンション、大規模なリフォームを行う中古住宅の場合は、契約から入居までに一定の期間を要します。

子どもの入学や転勤など、引っ越しの期限が決まっている場合は、工事期間も含めたスケジュールを確認し、間に合うかどうかを優先して選ぶことが重要になります。

トータルコスト

購入時の価格だけでなく、住み始めてからかかる費用を含めたトータルコストで比較することも大切です。

中古住宅は購入価格が安くても、断熱性能が低いと光熱費が高くなったり、設備の故障で修繕費がかさんだりする可能性があります。一方、新築住宅は初期費用が高額ですが、高い省エネ性能により光熱費を抑えられ、メンテナンス費用も当面は少なくて済む傾向があります。

目先の金額だけでなく、30年、40年と住み続けた場合の総額をシミュレーションすることで、経済的な選択ができます。

「リフォーム済み物件」という選択肢も

「新築は高いけれど、中古の古さは気になる」「リフォームの打ち合わせが面倒」という方には、リフォーム済み物件(買取再販物件)も選択肢のひとつです。

これは、不動産会社が中古住宅を買い取り、リフォームを行ってから販売する物件のことです。新築同様の内装や設備が整っており、購入後すぐに入居できるメリットがあります。

また、既存住宅売買瑕疵保険への加入や、不動産会社による独自の保証が付いているケースも多く、安心感を得やすいのも特徴です。新築と中古の「いいとこ取り」ができる選択肢として検討する価値があるでしょう。

まとめ

新築住宅は最新の性能や手厚い保証が魅力である一方、中古住宅を購入してリフォームする方法は、費用を抑えつつ希望の立地や内装を実現できる点が大きなメリットです。

どちらが適しているかは、予算や入居時期、重視するライフスタイルによって異なります。まずは住まいに求める条件の優先順位を整理し、トータルコストも含めて比較検討しましょう。

自分に合う住まいがわからない場合は、不動産会社への相談が近道です。東急リバブルでは、新築・中古物件の紹介からリフォームの相談まで幅広くサポートいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事のポイント

新築と中古住宅+リフォームの価格はどう違いますか?

リフォーム費用はどれだけ改修するかによるため一概にいえませんが、新築住宅と中古住宅の平均価格には数千万円の差があります。

詳しくは「新築・リフォームの「価格」を比較」をご覧ください。

新築とリフォームのメリット・デメリットは?

費用面だけでなく、それぞれの特徴を理解することも、自分に合った住まい選びには欠かせません。新築住宅と、中古住宅を購入してリフォームする場合の主なメリット・デメリットには様々なものがあります。

詳しくは「新築・リフォームの「メリット・デメリット」を比較」をご覧ください。

新築かリフォームか迷ったら?

新築とリフォームのどちらが良いかは、重視する条件やライフスタイルによって異なります。迷ったときの判断基準となるのは、「選択肢の数」「入居までの期間」などのポイントです。

詳しくは「新築かリフォームか迷ったときの判断ポイント」をご覧ください。

ライターからのワンポイントアドバイス

中古住宅を購入してリフォームする場合、間取りを自由に変更できると考えがちですが、建物の構造によっては制限を受けることがあります。
例えば、壁で建物を支える「2×4(ツーバイフォー)工法」や、鉄筋コンクリート造の「壁式構造」などの物件は、構造上撤去できない壁が多く、希望通りの間取り変更が難しいケースが少なくありません。一方で、柱と梁で支える「在来工法(木造軸組工法)」や「ラーメン構造」は、比較的自由な変更が可能です。
購入後に「壁が壊せず、広いリビングにできなかった」という事態を避けるために、内見等の段階で不動産会社の担当者に構造を確認しておくと安心です。

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